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法人番号を検索するWeb-APIとは?使用方法やできることを詳しく解説!

2023.06.02

2023.06.08

BtoBマーケティング

Web-APIを利用すれば、簡単に法人番号を検索できます。
しかし、Web-APIの正しい利用方法を知らなければ、検索しても法人番号が出てこないかもしれません。

法人番号を取得して活用したい方は、Web-APIで検索する方法を理解しておきましょう。

この記事では、Web-APIを使った法人番号の検索方法について詳しく解説します。
法人番号について初めて聞く方も、Web-APIの利用方法について不安を感じる方も安心してください。

この記事を読めば、簡単に法人番号を検索することができます。さあ、Web-APIを使って、効率的な法人番号の検索を始めましょう。

法人番号は検索できる?

法人企業のマイナンバーとなる法人番号を取得すれば、企業名や所在地・資本金など企業に関するさまざまな情報を取得できます。
しかし、個人マイナンバーのように「法人番号は簡単に検索できないもの」と考える方もいるでしょう。

実は、法人番号に関しては一般公開されており、誰でも簡単に入手可能です。主に次の方法で法人番号を検索できます。

  • 国税庁の法人番号公表サイトで検索できる
  • 法人番号システムWeb-APIからも検索可能

それぞれの検索方法を解説しますので、取引先や顧客の法人番号を入手したいときに試してみましょう。

国税庁の法人番号公表サイトで検索できる

法人番号は、国税庁が運営している法人番号公表サイトで検索できます。

企業の名称や所在地・法人種別・登録年月日から法人番号を検索できるため、調べたい取引先や顧客の法人番号を簡単に入手可能です。
また、反対に法人番号を入力すれば企業名や所在地・資本金・設立年月日・従業員数など、企業に関する詳細情報を確認できます。

情報ソースも国税庁が公表しているデータになるため、信頼性が高く精度の高いデータを取得できます

法人番号システムWeb-APIからも検索可能

国税庁が運営するサイトだけでなく、法人番号システムWeb-APIからも法人番号を検索可能です。

法人番号システムWeb-APIは、国税庁が運営するAPIでWebサイトやアプリケーションから法人番号を検索して活用できます

インタビューからWeb-APIへアクセスし、法人名や取得期間を入力することで、プログラムで法人番号を自動的に提出する仕組みです。

法人番号システムWeb-APIを利用すると、大量のデータを自動的に処理できるため、リストの作成や顧客管理に活用できます。
なお、法人番号システムWeb-APIは先程紹介した法人番号公表サイトと同じく、国税庁が一般公開しているため誰でも簡単に利用ができ、情報ソースがしっかりとしたツールです。

法人番号システムWeb-APIの使用方法は?

法人番号システムWeb-APIを活用すれば、法人番号を検索したり企業の詳細情報を調べたりと企業に関する情報収集ができます。

では、実際法人番号システムWeb-APIを使用する際には、どのような手順が必要なのか確認しておきましょう。
法人番号システムWeb-APIを使用する際には、次の手順が必要です。

  • アプリケーションIDを発行する
  • 条件を指定して情報を取得する

まずはアプリケーションIDを発行しなければ、Web-APIを利用できません。詳しい使用方法を紹介しますので、法人番号を検索する際の参考にしてください。

アプリケーションIDを発行する

法人番号システムWeb-APIを使用するには、アプリケーションIDを発行しなければなりません。
アプリケーションIDは、国税庁適格請求書発行事業者公表サイトから無料で発行できます

サイト内の「アプリケーションID発行届出仮登録」画面にメールアドレスを入力して、送られてきたメールから「アプリケーションID発行届出フォーム」へアクセスしてください。

添付書類などの届出は不要ですが、法人番号システムWeb-APIを利用する方の個人情報を入力して、アプリケーションIDの発行を依頼します。

IDの発行依頼が承認されれば、登録したメールアドレス宛にIDが記載したメールが送られるので、確認しておきましょう。

なお、1つのメールアドレスにつき発行できるアプリケーションIDは1つと定められていますので、注意してください。

条件を指定して情報を取得する

アプリケーションIDを取得したら、法人番号システムWeb-APIで条件を指定して情報を取得しましょう。

法人番号・取得期間・法人名のいずれかを入力すれば、該当する企業の情報を入手できます。

検索して表示された企業情報は、CSVデータとしてダウンロード可能です。
なお、CSVデータは企業に関する全データをまとめてダウンロードするか、新規に登録した法人情報や変更情報のみを入手する差分データダウンロードの2種類から選べます。

希望する方法で目的の企業データを入手して、顧客リストや名寄せに活用してください。

法人番号システムWeb-APIでできること

法人番号システムWeb-APIを活用して、法人番号を簡単に入手できることがわかりました。Web-APIから法人番号を入手できれば、次のような業務へ活用できます。

  • 名寄せを効率的にできる
  • 顧客の最新情報を取得できる
  • 外部ツールとの連携を容易にできる
  • 新規顧客リストを作成できる

法人番号システムWeb-APIでできることを確認して、業務を効率化させましょう。

名寄せを効率的にできる

法人番号システムWeb-APIを活用すれば、異なるデータベースに存在する顧客情報を照合して、重複したデータを排除できます。
法人番号で企業情報を紐付ければ、名寄せを効率的にして社内のデータベースを正確な情報に精査可能です。

一度、法人番号で企業情報を紐づけておけば、今後新たにデータベースを作成する際にも手間をかけずにデータを引き出せます。
法人番号を活用して名寄せをおこなっておけば、リストやデータベース作成・データ検索にかかるタスクを軽減し、業務効率の向上が可能です。

法人番号システムWeb-APIから取得した法人番号で、名寄せを効率的におこなってデータ品質を向上させましょう。

顧客の最新情報を取得できる

法人番号システムWeb-APIを利用すれば、顧客の法人番号を入力するだけで、最新の情報を取得できます。
Web-APIでは顧客情報の変更があった場合も、簡単に最新情報を確認・取得できるためデータ更新漏れを防止できます。

社内のデータを常に新しい情報へ更新してより精度の高いリストづくりやシステム運用へ役立ててください。

なお、Web-APIには企業の変更点だけを選出してCSVデータで取得する差分データダウンロードがあるため、顧客情報を最新のものへとアップデートしやすいです。

Web-APIを活用して、社内の顧客情報を常に最新のものへとアップデートしておきましょう。

外部ツールとの連携を容易にできる

法人番号システムWeb-APIは、外部ツールとの連携が容易にできるメリットがあります。

Web-APIを利用すれば、自社システムや顧客管理ツールなどの既存システムに法人番号情報を統合して、異なるツール同士の連携を簡略化できます。

CMRやMAツールを導入した際にも、Web-APIから法人番号を取得して名寄せをおこなっておけば、既存システムと簡単に連携可能です。

Web-APIを活用して法人番号で名寄せをおこなっておけば、ツール連携にかかるタスクを軽減して、業務効率の向上が期待できます。

新規顧客リストを作成できる

法人番号システムWeb-APIを活用すれば、新規顧客リストを作成できます。

法人番号から企業の名称・所在地・設立年月日・従業員数・資本金など、企業の詳細と規模を確認できるため、新しくアプローチをかける営業先を見極める際に役立ちます

従業員数や資本金がわかれば、おおよその企業規模を推定できるので、新規営業先としてアプローチするべきか判断してください。

また、新規顧客リストを作成する際には、対象の企業ホームページを閲覧して情報を書き写さなければなりません。
しかし、法人番号システムWeb-APIを活用すれば、法人番号を入力するだけでリストに加えたい情報を一括で入手できます。

Web-APIの活用により、リスト作成を効率化して生産性を向上しましょう。

法人番号を検索してもでてこない場合は?

法人番号システムWeb-APIに情報を入力しても、法人番号を検索できないケースがあります。
正しく企業名を入力しているはずなのに、法人番号を検索してもでてこない場合の原因は、次の通りです。

  • 検索方法に問題がある
  • 法人番号が付与されていない

なぜ法人番号を検索してもでてこないのか原因を解説しますので、Web-APIでトラブルが発生した際の参考にしてください。

検索方法に問題がある

法人番号を検索してもでてこない原因は、検索方法に問題があるのかもしれません。

正しく情報を記載できていない場合は、検索能力を十分に発揮できず法人番号を取得できません。
「企業名があっているのに検索結果がでない」場合は、商号または名称欄に法人種別を入力している可能性があります。
商号または名称欄には「企業や団体の名称」を記載する必要があり、株式会社や社団法人などの法人種別は不要です。

そのため「株式会社◯◯」の法人番号を検索したい場合には、商号または名称欄に「◯◯」とだけ入力する必要があり、「株式会社」を記載していると正しく検索できません。

他にも、所在地の丁目番地などを漢数字などで入力している場合は正しく検索できないため、丁目番地などは算用数字に置き換えて入力してください。例えば「二丁目四番三番地」の場合は「2-4-3」と変換しましょう。

その他にも検索結果に問題があるケースを、国税庁のホームページで紹介していますので、正しく法人番号を検索できない場合はチェックしてください。

参考:国税庁 法人番号公表サイト|よくある質問

法人番号が付与されていない

Web-APIで法人番号を検索しても結果が表示されない場合は、そもそも対象の企業に法人番号が付与されていないのかもしれません。

法人番号は株式会社・有限会社・社団法人など「法人等」の組織・団体に付与されるものであり、付与されない団体も存在します。

次のような企業・団体は、法人番号が付与されませんので注意しましょう。

  • 設立登記がない団体
  • 人格のない社団(PTA・マンションの管理組合など)
  • 個人事業主やフリーランス

法人番号は設立登記をして、税務署に申告書・届出書を提出してから約1ヶ月で付与されます。
そのため、設立登記をしていない団体には、法人番号が付与されません。

また、PTAや管理組合のような組織や個人事業主・フリーランスの方にも、法人番号が付与されないため、Web-APIで検索しても法人番号がでてこないのです。

法人番号を検索してもでてこない場合は、対象企業の法人番号が付与される団体か確認してみましょう。

法人番号を検索するならFINDFOLIDがおすすめ

引用:FINDFOLIDホームページ

法人番号を検索したい方は、Web-APIの他にもFINDFOLIDがおすすめです。
FINDFOLIDでは、60万件の企業情報・400万件の企業ニュースから企業の詳細情報を入手できます

FINDFOLIDで抽出したデータは、リード獲得の度にデータを取得する「都度形式」と定めた件数のデータを一括で取得する「一括取得」でリスト化可能です。

膨大な量の企業データを収集・管理する際には手間と時間がかかります。そこでFINDFOLIDを活用すれば、顧客管理にかかるタスクを軽減して業務を効率化できるのでおすすめです。

詳細はホームページより資料請求・お問い合わせができるので、法人番号を取得したい方はぜひご検討ください。

FINDFOLIDの資料ダウンロードはこちらからどうぞ。

法人番号をAPIで検索して顧客情報を整理しよう!

法人番号をWeb-APIで検索して、顧客情報を整理しましょう。

Web-APIから法人番号を取得できれば、企業の名称や所在地・資本金や従業員数まで詳しく調べられます。
Web-APIで調べた情報をCSVデータでダウンロードして、顧客リスト作成やデータベースの名寄せに活用してください。

さらに、Web-APIでは企業情報の変更箇所だけをCSVデータでダウンロードできるため、常に顧客情報を最新のものへアップデートできます。

万が一、Web-APIで検索しても法人番号が表示されない場合は、正しく検索できているのか、対象企業は法人番号が付与される団体かを一度確認しておきましょう。

また、Web-APIを活用して法人番号を入手するだけでなく、FINDFOLIDを使って顧客管理のタスクを軽減してください。

FINDFOLIDの資料ダウンロードはこちらからどうぞ。


松永創 FLUED CEO / 代表取締役 BtoBマーケティングスペシャリスト

国内システムメーカーの営業としてキャリアをスタート。その後 テレマーケティング企業で事業/拠点の立ち上げ・営業企画に従事。自身もインサイドセールス部門での業務経験を積む。

その後B2Bマーケティングエージェンシーでベンチャー企業から大手IT企業、製造業など様々なマーケティングに携わる。BtoBマーケティング/営業DX/インサイドセールスで携わった企業/プロジェクトの数は500以上に及び、スピード感あふれるコンサルティングには定評がある。

B2Bマーケティング/営業DXなどのテーマを中心になど講演多數。