BtoBマーケ/営業DX診断へ

法人データベース完全ガイド:無料で企業情報を手に入れる方法

2024.03.21

2024.03.21

BtoBマーケティング

無料の法人データベースは、企業の成長促進に役立つツールです。

ビジネスでどのように活用するのかを理解することで、業務を効率化できます。

この記事では、法人データベースの基本や使い方、おすすめのサービスなどについて詳しく解説します。

自社に合った法人データベースの選択と有効的に活用できるようになりますので、ぜひ最後までご覧ください。

法人データベースの基礎知識

法人データベースとはどのようなものなのか、基本的な内容を押さえておきましょう。

なぜ企業情報がビジネスに役立つのか?

ビジネスは企業と顧客間の関係性に基づいています。

商品やサービスの詳細を深く理解し、適切な提案や説得ができても、求めている相手がいなければ意味がありません。

また、顧客について十分わかっていないと、信頼して商談を進めるべきかどうか、判断が難しくなります。

そのため、法人データベースを利用して、営業の各段階で企業情報を事前に収集し、整理しておくことが不可欠です。

情報を効率的に管理すれば、不要なリスクを避け、時間を節約できます。

企業情報が重要なのは営業だけではありません。

就職や転職を考えている方にとっても同様です。

企業情報の取得には費用がかかると思われがちですが、無料で利用可能な法人データベースがありますので、ぜひ活用してみてください。

無料と有料サービスの違いとは?

企業情報を調べる際は、多様な情報源から情報を集める必要があります。

なぜなら、信憑性の低い情報を避け、正確性を確保するためです。

まずは無料の法人データベースから利用してみましょう。

費用をかけることなく、企業情報が入手できます

ただし、広範囲を網羅するためには多大な時間と労力が必要になったり、情報の幅や深さに限定される場合があります。

より専門的で詳細な情報を効率的に得るには、有料サービスの方が適する場合が多いことも理解しておいてください。

法人データベースの比較とおすすめサービス

法人データベースは多くの企業から提供されており、選択に迷うかもしれません。

ここからはおすすめの法人データサービスをピックアップし、サービス内容を見ていきます。

無料の法人データベースサービス9選

今回は無料の法人データベースに絞って9個、サービスを紹介します。

自社に合うのはどれか、検討してみてください。

Musubu

出典:Musubu 公式HP

Musubuは140万件を超える企業情報を備え、すでに11万社以上の導入実績があるデータベースサービスです。

メール配信や営業管理機能を含む、一連の営業支援機能を提供しているため、営業プロセスを一ヶ所で管理できます。

無料でアカウントを作成するだけで、直感的な操作での営業リスト作成、メール送信、営業活動の管理がおこなえます。

営業リストは最短30秒で完成するため、それまでかかっていた時間を他の業務に割り振ることで、業績の向上が見込めるでしょう。

ユーザーからはアポイント率が500%、成約率が200%増加したという、めざましい成果が報告されています。

BIZMAPS

出典:BIZMAPS 公式HP

BIZMAPSは170万社以上の企業データをもとに、新規営業のパフォーマンス向上をサポートします。

地域や業種などの複数条件を組み合わせて、成果につながるリスト構築が可能です。

会員登録すると毎月100件まで無料でデータをダウンロードできます。

約3,200名の専門リサーチャーが企業情報の定期的な更新、および新設企業のデータを追加し、常時最新かつ正確な情報が提供されています。

製品導入や展示会参加など、特定の条件で企業を検索できる機能も魅力です。

FUMA

出典:FUMA 公式HP

FUMAは利用者が企業情報のリストを完全無料で作成できるサービスです。

ログインは必要なく、独自の基準で選ばれた企業の情報を提供しています。

インターネット上や有価証券報告書から集めたデータをもとに情報が整理されており、企業名や住所、代表者名、資本金、従業員数などのデータをリスト化できます。

地域や業種、売上高などの条件を指定して、特定の企業を検索する機能を備えているのも特徴です。

法人番号の連携や詳細な財務情報、業種の細分化に関するデータが必要な場合は、有料サービス「FUMA・NOKIZAL」の利用を検討してみてください。

db.salesnow.jp

出典:db.salesnow.jp 公式HP

db.salesnow.jpは500万件を超える企業、および法人のデータベースが無料で利用可能です。

多岐にわたるカテゴリーから選ばれた、最新の企業レポートも無償で提供されています。

また、決算期にある各業界の企業リストを含む、タイムリーな情報の提供に力をいれています。

ザ・ビジネスモール

出典:ザ・ビジネスモール 公式HP

ザ・ビジネスモールは商工会議所や商工会が管理する、ビジネス向けの情報ポータルサイトです。

全国530以上の団体から成る関連企業のデータを無料で提供しています。

企業はザ・ビジネスモールを活用してビジネス間のマッチング機会を生み出せます

また、全国の商工会議所などの会員である企業のデータベースを利用し、経営のサポートや販路の拡大を図ろうとしているのも特徴です。

会員企業の独自性や魅力を含む、数値以外の詳細情報も詳しく紹介しています。

list.knockbot.jp

出典:list.knockbot.jp 公式HP

list.knockbot.jpは全国50万件におよぶ法人・企業のWebサイト情報を、さまざまなフィルターを用いて無料で検索可能です。

新規営業を自動化する「ロボット営業代行サービス」を、無料トライアルで提供しています。

ノックリストが提供する50万件の企業データに無料でアクセスできます。

さらに、リストの販売やフォーム配信を含む営業支援サービスを有料オプションとして提供しており、利用すれば営業活動の効率化につながるでしょう。

Yahoo!ファイナンス企業情報

出典:Yahoo!ファイナンス企業情報 公式HP

Yahoo!ファイナンス企業情報はYahoo!が運営しており、会社四季報のデータをもとにしています。

企業からの最新の発表を受けて、同日夕方には情報の更新がおこなわれています。

社名や住所、決算情報、中間配当などのデータが頻繁に更新されるため、最新の決算情報を迅速に入手したいユーザーに最適です。

企業コードや名前で検索可能なため、会社の基本情報や決算データ、株価なども容易に確認できます。

PR TIMES

出典:PR TIMES 公式HP

PR TIMESは「社会の生産性向上」を目指すミッションを持ち、プレスリリースやニュースリリースの配信を主な事業としています。

500万社以上の企業データを収集している「SalesNowDB」を用いて、各業界で売上トップ20の企業に関する調査レポートを無償で提供しています。

調査レポートの無償提供は、PR TIMESのミッション実現のための一環として、業界ごとのリーディングカンパニーの動向を明らかにし、広く公開するものです。

pojitive-ryouritsu.mhlw.go.jp

出典:pojitive-ryouritsu.mhlw.go.jp 公式HP

pojitive-ryouritsu.mhlw.go.jpはESGやダイバーシティの推進に関連する企業情報が無償でアクセス可能です。

データは社会貢献活動に注力する企業を対象にしており、具体的には女性の活躍促進や労働環境の改善に取り組む企業の情報が含まれています。

データベースは厚生労働省に管理されており、「えるぼし認定」など、企業の女性活躍推進の取り組みや実績が確認できる点が、他のデータベースと異なる特徴です。

閲覧は無料で、社会的な貢献をおこなう企業の詳細を調べられます。

無料の法人データベースに関するよくある質問

法人データベースについてよくある質問をピックアップし、解説します。

法人データベースで調査できる企業数と信用情報は?

法人データベースでは、全国150万社以上の企業概要、取引先情報、主な業績、評点などを調査できます

企業リスク・格付情報は企業の財務データや事業環境を分析し、信用力や倒産確率を判断します。

信用情報は新規取引先の調査や継続的な与信管理、経営状態の監視に有効です。

個人情報に当たるものはあるか?

法人の代表者や取引先企業の担当者の情報は、個人情報保護法に基づく「個人情報」に該当します。

個人情報保護法の定義では、代表者の氏名などの属性として検索可能なデータベースは「個人情報データベース等」とみなされ「個人データ」に当たるためです。

ただし、データベースが法人情報専用であり、個人情報の検索に体系的に対応していない場合は違ってきます

「個人情報データベース等」には該当せず「個人データ」に当たらないとされるのが一般的です。

無料の法人データベース活用でビジネスを加速させよう

さまざまな特性や機能を持つ、無料の法人データベースを活用すれば、ビジネスの加速につながります

目的に応じて複数のデータベースを適切に使い分け、企業情報を詳細に調査することがビジネスの成功に効果的です。

企業情報の収集と分析を通じてビジネス戦略を練り、成果を最大化させましょう。

ちなみに弊社では、HubSpotのリード情報にさまざまなデータを付与できる「FindFolio」をリリースしました。従業員情報や法人番号などの詳細な属性データを提供でき、簡単に導入いただけるのが特徴です。

資料ダウンロードはこちらからどうぞ。


松永創 FLUED CEO / 代表取締役 BtoBマーケティングスペシャリスト

国内システムメーカーの営業としてキャリアをスタート。その後 テレマーケティング企業で事業/拠点の立ち上げ・営業企画に従事。自身もインサイドセールス部門での業務経験を積む。

その後B2Bマーケティングエージェンシーでベンチャー企業から大手IT企業、製造業など様々なマーケティングに携わる。BtoBマーケティング/営業DX/インサイドセールスで携わった企業/プロジェクトの数は500以上に及び、スピード感あふれるコンサルティングには定評がある。

B2Bマーケティング/営業DXなどのテーマを中心になど講演多數。