HubSpotの無料版でできるセールスマーケティングの全て

2021.03.31

2021.04.16

営業DXツール

HubSpotで利用できる無料ツール大全

HubSpotには有償版だけでなく、無償で利用できる機能があることをご存知でしょうか。無償と聞くと基本機能だけと思っている方、侮るなかれです。HubSpotの無償版でも使いこなすことができれば、日々の業務を効率化できる便利ツールとなります。まずは無償版でできる事は何か、その理解からはじめましょう。

HubSpotの無料ツールを使用し、ビジネスの成長につながる一手を早急に打ちましょう。HubSpotの無料のCRMツール、マーケティングツール、セールスツール、カスタマーサービスツールであれば、全てのお客様のビジネススピードに遅れることなくご利用可能です。

無料のCRMツール

Business-Owner

無料で使えるCRMツールの機能一覧は以下の通りです。

1.コンタクト管理7.GmailやOutlookへの連携13.広告管理19.ドキュメント
2.コンタクトのウェブサイトのアクティビティ8.アプリマーケットプレイスとの連携14.コミュニケーションの受信トレイ20.コール
3.会社9.カスタムのサポートフォームフィールド15.レポートダッシュボード21.ミーティング設定
4.取引10.プロスペクト16.Eメールテンプレート22.Messengerとの連携
5.タスクとアクティビティ11.チケット管理17.Eメール追跡&通知23.カスタムプロパティー
6.企業インサイト12.フォーム18.スニペット 

CRMツールは、後述のセールスツールと無料で使える機能が非常に似通っています。これは本来、CRMツールの中の一つの機能がセールスツールという位置付けのためですね。コンタクトやプロスペクト管理からはじまり、フォームやメール機能、ミーティング設定やドキュメント機能など非常に守備範囲の広い機能としてCRMツールは利用可能です。

無料のマーケティングツール

Marketers

無料で使えるマーケティングツールの機能一覧は以下の通りです。

1.フォーム6.リストのセグメント化11.レポートダッシュボード
2.Eメールマーケティング7.チームの共有アドレス12.Messengerとの連携
3.広告管理8.ウェブチャット13.カスタムプロパティ
4.ランディングページ9.チャットボット14.HubSpotモバイルアプリ
5.コミュニケーションの受信トレイ10.モバイル最適化15.フォローアップEメール

メール配信関連

マーケティング機能がメインのため、顧客とのエンゲージメントを深める機能が搭載されています。メールマーケティングはもちろんのこと、メール配信コンテンツのランディングページや受信トレイ、配信リストのセグメント化などがその代表です。

チャット

ウェブチャット、チャットボット機能が搭載されています。HP上からコミュニケーションをとるチャット機能の中で、マニュアルで対応するウェブチャットや、簡単な質問に回答できるボット機能が搭載されています。

モバイル

現代ではモバイルを使ってのコミュニケーションはデフォルトで必要な機能です。マーケティングツールには、モバイルアプリ対応やレスポンシブと言われる、モバイル上でもストレスなくマーケティングツールを使えるUIも備わっています。

無料のセールスツール

Ops-Manager

無料で使えるセールスツールの機能一覧は以下の通りです。

1.コンタクト管理7.企業インサイト13.レポートダッシュボード19.スニペット
2.コンタクトのウェブサイトのアクティビティ8.GmailやOutlookへの連携14.広告管理20.ドキュメント
3.会社9.アプリマーケットプレイスとの連携15.コミュニケーションの受信トレイ21.コール
4.取引10.カスタムのサポートフォームフィールド16.Eメールテンプレート22.ミーティング設定
5.タスクとアクティビティ11.プロスペクト17.Eメール追跡&通知23.Messengerとの連携
6.チケット管理12.フォーム18.カスタムプロパティ 

セールスツールの例として例えば以下の機能が利用可能です。

取引管理機能

取引管理機能とは、取引、つまり顧客に関する情報です。会社、コンタクト(担当者)情報、取引情報など、セールスに必須の顧客に関する情報です。これらの機能を標準で使えるため、まず取引管理から情報を充実させていくという点で有益な機能です。

参考までに、コンタクト管理は100万件まで、カスタムプロパティ(コンタクトに紐付ける独自項目)は10件まで利用可能です。

タスク管理機能

タスク管理機能は、顧客に関する情報だけでなく、セールスに関する情報も同様に管理可能です。顧客に対するアクション、たとえば訪問履歴や顧客とのやり取りの中でタスクとなっている情報など、漏れがないように管理していき、営業活動を効率よく進めていくことができます。

その他、メール配信機能やレポートダッシュボードなど多数の機能が標準で備わっています。

無料のサービスツール

Customer-Service-Teams

無料で使えるサービスツールの機能一覧は以下の通りです。

1.チケット管理6.チャットボット11.クローズされたチケットに関するレポート16.ドキュメント
2.ウェブチャット7.チーム共有アドレス12.担当者の生産性レポート17.HubSpotモバイルアプリ
3.Eメールのスケジュール設定8.スニペッド13.クローズまでの時間に関するレポート18.Messengerとの連携
4.コミュニケーションの受信トレイ9.Eメールテンプレート14.レポートダッシュボード19.カスタムプロパティー
5.コール10.ミーティング設定15.Eメール追跡&通知

カスタマーサポート

サービスツールは、カスタマーサポートに関する機能が複数搭載されています。例えば、「クローズされたチケットに関するレポート」や「クローズまでの時間に関するレポート」「担当者の生産性レポート」は、顧客対応に関する品質向上を目標とするためにある機能です。

また、「スニペッド」や「ドキュメント」機能は顧客への対応スピードを上げるために活用できる機能です。「チャットボット」や「ウェブチャット」は価格表や機能一覧ページなど、Webサイト訪問者の疑問を解消するための機能であり、HubSpotサービスツールでは、幅広く顧客対応に活用できるツールが搭載されています。

無料トライアル版を試してみよう

無料版でできる機能、使える機能は上記にて一覧にしてまとめました。これらの機能に加え、さらに機能ごとにどのレベルまで使えるのか、その機能はどこまで活用できるのか、わからない方も多いのではないでしょうか?百聞は一見に如かずですので、実際に使ってみましょう。それが一番早いですし、確実ですし、理解が進みます。

他のツールの場合、無料では使えず最初から有料というものもありますし、そういったツールの方が世の中には多いかもしれません。HubSpotは無料で使えるので、とにかく試してみましょう。

HubSpot CRMは無期限に無料でご利用になれます。クレジットカードなどの決済情報は不要です。

無料ツールの活用方法

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顧客情報の管理だけがCRMソフトウェアの用途だとお考えではないでしょうか。 HubSpot CRMは組織のメンバー一人ひとりの多様な業務に役立つツールです。それを無料でご利用いただけるのです。いくつかの活用方法やイメージを持っていただくため、HubSpot CRMがどのように役立つかをご紹介します。

1to1マーケティングをスムーズに

HubSpotの無料マーケティングツールは、顧客管理ツールであるCRMがベースとなっており、顧客を中心としたアプローチを自動化し、マーケティング活動をスムーズに展開できます。

例えば、見込み顧客(リード)がメールアドレスを入力した際に、リードの詳しい連絡先情報、勤務先、閲覧したページ情報などの行動履歴がリアルタイムに取得できます。

HPに掲載されている価格表のページを閲覧したリードに合わせ、リードの行動履歴に基づいたパーソナライズメールを送信し、その後、インサイドセールスからのフォローアップを即座に開始できます。Webデザイン担当やIT部門のサポートは不要で、ビジネス部門のメンバーのみで施策展開から顧客へのフォローアップを行えます。

加えて、アナリティクス機能を活用し、コンバージョン(問い合わせやデモの依頼など成果につながるアクション)に大きく貢献している元情報やコンテンツ、広告を把握することができます。

CRM起点のマーケティングツールで、サイトの訪問者の購買意欲を高める

HubSpotのマーケティングツールであれば、下記のPDCAサイクルを高速に行いながら購買意欲を高めるアプローチを継続できます。

  1. 有望なリードを確実にフォロー
  2. リードの行動特性に応じたアプローチ
  3. コンバージョンを分析・改善

1.有望なリードを確実にフォロー

プログラミングの知識は不要です。連絡先入力フォームやポップアップ機能をPCを使える人であれば簡単に追加可能です。既存の別のフォームを使用されていても、組み合わせて利用できます。他社製のフォームで収集されたコンタクト情報も、自動的に記録可能です。

2.リードの行動特性に応じたアプローチ

リードからフォームにインプットされた情報を送信すると、リードに関する役職、SNSなどのインターネットに公開されている情報が吸い上げられ、コンタクト情報に自動収集されます。

リードの行動履歴も追跡可能です。どういった動線でフォームに到達したのか、フォーム入力に至るまでの閲覧したページ、最後に閲覧したページなど、いわゆるカスタマージャーニーを追うことが来ます。時系列と共に興味関心の軌跡が辿れるため、効果的にアプローチできる材料が収集できるのです。

3.コンバージョンを分析・改善

閲覧した行動履歴や広告のクリックログはどうなっているか、コンバージョンにつながった元情報は何だったかなど、再現性のあるアプローチを行うために分析が重要です。標準で搭載されているアナリティクス機能を使い、上記で行った効果検証を元に、次のアクションの質を高めるための分析も行うことができます。

HubSpotはどこまで無料?よくいただく質問に回答

HubSpotの無料ツールは本当に無料か?

HubSpotは制限された機能の範囲内であれば、完全に無料です!

最大100万件のコンタクトを登録でき、登録後はずっと無料でお使いいただけます。ただし、HubSpot CRMをMarketing Hubと併用する場合は注意しましょう。それぞれでコンタクトを共有しているため、追加しているといつの間にか、上限に達してしまうことがあります。

これまで本ブログ前半部分「HubSpotで利用できる無料ツール大全」で記載したそれぞれのツールで活用可能な機能であれば、原則無料で活用可能です。不安な方は公式サイトに無料ツールというページがあるので、それぞれのツールで何が機能として無料で利用可能なのか、ご自身で確認されることをお勧めします。

HubSpotの無料CRMツールはメール連携可能?

結論からお伝えすると可能です。ただし、制限があります。

具体的にはGmailやOutlookへの連携は無料版でも可能です。様々なメールシステムに対応、ということまではできませんが、GoogleおよびMicrosoftといったサービスのメール連携が可能です。最大公約数のツールを使えるので、メール連携を行うという場合でも非常に汎用性が高いです。

具体的な連携について:

  • HubSpotの画面からGmail(または他の接続したEメール)が送信可能
  • メールトラッキングができる(メールの開封結果、ファイルやクリック率など)
  • メールログが自動でHubSpotに連携・記録される
  • Gmailの画面にmini HubSpotが表示され、コンタクト情報をすぐに確認できる
  • HubSpotで作成したテンプレートやドキュメント等を簡単に挿入できる

顧客がメールを何回開封したかの記録、添付資料やURLをクリックしたかどうか行動履歴を辿ることもできます。加えてスニペット、テンプレート、ドキュメント機能など、メール連携だけでなくお役立ち機能が多く備わっているので利便性が高いです。

無料ユーザーはサポートを受けられる?

無償版はサポートは受けられません。ただし、HubSpotコミュニティーが無償ユーザーの方をサポートしてくれます。無償版ユーザーはコミュニティへ質問し、疑問を解決することができます(返答時間に関するSLAなし)。

下記の画像は無償版、エディションごとの有償版のサポート範囲です。メールやチャットや電話でのサポートは有償版のみの対応になります。無償版であれば、HubSpotコミュニティーに問い合わせ、親切なHubSpot開発者やユーザーからの回答で疑問を解決する形になります。無料で使えるので、流石にサポートまでも無料、とはいきませんのでご注意ください。

出典:Hubspotヘルプセンター

無料のCRMをご利用のお客様はコミュニティーをご活用ください。(問い合わせは日本語で可能!)

無料版で物足りなさを感じたら有償版へアップグレードしよう

Is the free HubSpot CRM actually free?

無料版でも使える機能の幅は広く、トライアルとして試すだけでも様々なことが実現できます。ただし、無償版はあくまで無償版です。物足りないと感じられるようであれば、有償版ヘアップグレードしてみましょう。

使える機能は今よりも各段に増えますし、日々の営業活動やデジタルマーケティングの可能性も広がります。サポートもメール、電話、チャットと様々な方法で手厚く受けられることでしょう。

参考までに無償版から有償版へ切り替えるときの参考となる基準をお伝えします。

メール施策を本格的に行いたい場合

無償版の場合、1ヶ月最大2,000件の上限があります。法人で利用されている場合、すぐに上限に達してしまうでしょう。顧客がたくさんいらっしゃる企業や定期的にメール配信をされたい場合には、有料プランで数を気にせずメール施策を展開できるようアップグレードしましょう。

たくさんの動的リストを作成したい場合

HubSpotを利用する際は、登録したコンタクトをセグメント化するために、動的リストを使う機会が多いです。無料版では5つの動的リストが上限なので、使用していて物足りなくなるタイミングを感じたら、有償版への切り替え時かもしれませんね。

ランディングページやブログ、SNSをもっと分析したい場合

サブドメインを登録してLPやブログ機能を搭載したいと考える方は、有料の「Marketing Hub」プランを検討しましょう。「SNS連携で関連キーワードのツイートを一気に確認・コメントしたい」という方も、同プランの利用がおすすめです。一つアップグレードさせるだけで、デジタルマーケティングの可能性を感じられるでしょう。

まとめ:HubSpotは無料で始められる最強ツール!

Final

これまでHubSpotの無償版で使える機能を網羅的にご紹介し、活用方法や有償版への切り替えタイミングの参考情報をお伝えしました。

無償版でできる業務はみなさんが想像している以上に広範囲なので、マーケティングアプローチを始めたい企業様や営業管理やカスタマーサポートを強化されたい企業様には、非常にリーズナブルかつ効果的なツールと言えます。

まずは何から始めたらいいかわからない方をはじめ、予算がないけれどビジネスを育てたいというお客様まで目的は様々だと思います。無償でできるHubSpotのツールの特徴を理解し、目的を持ってトライ&エラーを行いながら効率的なアプローチを初めてみてください。

さらに活用を促進したいというお客様がいらっしゃれば、HubSpotツールの導入支援、活用支援のプロがいますので、お気軽に相談されることをお勧めします。ツールはあくまでツールですので、最大限の効果を発揮できるよう、支援できるベンダーに相談をしてみましょう。


松永創 FLUED CEO / 代表取締役 Hubspotシニアスペシャリスト

松永創 FLUED CEO / 代表取締役 Hubspotシニアスペシャリスト

B2Bマーケティングエージェンシーでベンチャー企業から大手IT企業、製造業など様々なマーケティングに携わる。

Hubspotゴールドパートナーとしても認定され、サポート実績多数。WEBを中心としたオンライン施策から、インサイドセールスや展示会といったオフライン施策まで幅広く支援している。携わった企業/プロジェクトの数は500以上に及び、スピード感あふれるコンサルティングには定評がある。

B2Bマーケティング/営業DXなどのテーマを中心になど講演多數。