HubSpotの価格はいくら?プランごとの料金体系と機能まとめ

2020.11.27

2021.07.15

営業DXツール

HubSpotとは?

ずっと無料で使えるクラウド型高機能CMS

HubSpotは米国のHubSpot社が提供するクラウドサービス型のマーケティングツールです。顧客管理(CRM)に紐付いたマーケティング機能、営業案件管理(SFA)、サポートチケット管理が基本機能として包括的に提供され、期間無制限、ユーザー数無制限で無料で使うことができます。

見込み客が顧客、そしてリピートユーザーになるまでのプロセスでは、顧客と関わりを持つ部門がマーケティング、営業、カスタマーサポート/カスタマーサクセスへと移っていきますが、HubSpotはこれをすべてカバーするように設計されているので、顧客がどのような履歴を経て今に至っているのかを一元的に把握し、カスタマージャーニーに応じた適切なアプローチが行えるという特長があります。

画像出典:HubSpot公式サイト―HubSpotを導入するメリットとは

HubSpot社は、製品やサービスに対する顧客満足度を動力として継続的に顧客が喜ぶ機能やサービスを提供することで、企業は成長を続けられるというマーケティング戦略モデル「フライホイール」を提唱し自らも実践しています。製品のHubSpotもこれに基づいた機能が搭載されています。

画像出典:HubSpot公式サイト―HubSpotを導入するメリット

有償の4つのHubと組み合わせることで高度なインバウンドマーケティングを実現

基本機能はすべて無料で使い続けることができるHubSpotですが、複数事業部を抱える規模の組織や、マーケティング施策やインサイドセールス業務を自動化したい、1階にたくさんのメールを配信したいといった場合には、Hubと呼ばれる有償ツールが用意されています。

有償のHubは、「Marketing Hub」「Sales Hub」「Service Hub」「CMS Hub」の4つ。名称でわかるように、マーケティング、営業、カスタマーサービスそれぞれの機能を強化するもので、組み合わせて利用できます。なお、CMS Hubはランディングページやブログといったコンテンツを構築し、ページの管理ができる機能です。これは無料で使える基本機能には含まれていません。

HubSpotの料金プランの考え方

HubSpotはクラウドサービスなので、アカウントを取得するだけでサービスを使うことができます。前述の通り基本機能は無料です。組織のチームメンバー全員が無料でずっと使い続けられます。さらに登録できるコンタクト(見込み客と顧客)数も100万件なので、実質的にこれも無制限と考えて良いでしょう。

無料ツールにログインすると一部のメニューに機能が有償であることがわかるアイコンやメッセージが表示されます。有償ツールを契約すると、制限がかかっていた機能が開放されて利用できるようになります。なお、プランによっては1回に送信できるEメールの数などに制限があります。

Hubの料金プラン

HubSpotには、「Marketing Hub」「Sales Hub」「Service Hub」「CMS Hub」の4つの有償ツールがあることは前述しましたが、CMS Hub以外のHubには「Starter」、「Professional」、「Enterprise」の3つの料金プランがあります。すべて定額制のサブスクリプションです。

プランは有償機能を使うチームメンバーの数や、その機能を適用してマーケティング施策を行うコンタクトの数に応じて利用料が異なります。どのHubでもStarterプランは月額6,000円、1年分を一括する場合は、64,800円。月額換算で10%の割引が適用されています。

HubSpotの無料プランで利用できる機能

では、無料プランでどこまでマーケティング施策や営業活動ができるのか見てみましょう。

CRMツール

HubSpotの中核になる顧客管理機能です。コンタクト(取引先の担当者)とコンタクトの所属する会社情報を登録できます。登録されたコンタクトのWebサイト上の行動(アクティビティ)も閲覧できます。また、マーケティングツールやセールスツール、サービスツールで行う施策や活動記録はすべてコンタクト/会社と紐付けられます。CRMには、無料プランで使えない機能やデータ制限はありません。

マーケティングツール

無料プランでは、広告の管理とEメールマーケティング、ランディングページの作成およびフォーム作成ができます。Eメールマーケティングで1ヶ月あたりのメール送信件数は2,000件が上限です。また、チームで共有する受信トレイを1つ作成できます。受信トレイはメールだけでなく、チャットやフォーム、Facebook Messengerと接続できます。

Webセミナーの告知と集客をランディングページとフォームで行い、参加者にフォローメールを送信するといったシンプルなリード獲得施策であれば無料プランで実現できます。

セールスツール

商談のパイプライン管理および、チャット、メールで顧客とコンタクトを図れます。商談ミーティング設定機能のほか、見積作成まで行うことができますが、無料プランでは製品ライブラリ(製品マスタ)との紐付けができません。

サービスツール

顧客からのサポート質問を管理するチケット機能が使えます。メールやチャットによる対話に制限はありません。ナレッジベースの登録は無料プランではできません。

高度な機能を使いたい場合はHubSpot有償プラン

HubSpot Marketing Hub

マーケティングツールを強化します。Starter、Professional、Enterpriseの3つのプランがあります。Professional以上になると、自動的にフォローメールを送ったり、メール内のリンクをクリックしたユーザーにだけ別のメールを送信したりする、マーケティングオートメーション機能やスコアリング機能、ブログ作成、アカウントベースドマーケティングに対応した機能など高度な自動化ツールが利用できるようになります。また、サブドメインも無制限で利用できます。

なお、Professionalプランは、有償機能を使ってマーケティング施策を実施したいと考えているコンタクトの数が2,000件までで月額106,800円です。Enterpriseプランは対象コンタクト数10,000件、月額384,000円。どのプランも有償機能を使わないコンタクトの数は100万件まで管理できます。

HubSpot Sales Hub

セールスツールを強化します。Starter、Professional、Enterpriseの3つのプランがあります。Professional以上になると、製品ライブラリ(製品マスタ)に紐付いた見積もり作成や、複数通貨対応、ステップメールの自動配信機能、1:1動画の作成、Salesforceとの連携、複数チームの作成などができるようになります、複数の事業部でそれぞれの営業戦略に沿った活動を展開することが容易になります。

Professionalプランは月額60,000円から、Enterpriseプランは月額144,000円からです。

HubSpot Service Hub

サービスツールを強化します。Starter、Professional、Enterpriseの3つのプランがあります。Professional以上になると、ナレッジベースの作成、顧客満足度からブランドに対するロイヤルティを測るNPSアンケートや顧客体験アンケート、カスタマーサポートに関するアンケートなどを実施できるようになります。

Professionalプランは月額48,000円から、Enterpriseプランは月額144,000円からです。

hubSpot CMS Hub

CMS Hubは2020年の4月にリリースされた最も新しいHubSpot製品です。デジタルマーケティングはWebサイト上に作成したコンテンツに見込み客を誘導し。リードナーチャリングを行うことが基本です。CMS Hubはコンテンツ作成を支援する有償ツールです。

SEOに最適化したWebページをノーコードで簡単に作成でき、ページのデザイン支援機能や公開管理機能、Webサイトのトラフィック分析や、A/Bテストも行えます。

Professionalプランは月額36,000円から、Enterpriseプランは月額108,000円からです。

3つのHubを組み合わせたバンドル

あらかじめ「Marketing Hub」「Sales Hub」「Service Hub」がセットになったバンドル版の「Growth Suite」もあります。Growth Suiteは各HubのStarterプランが含まれる「Starter Growth Suite」、Professionalプランが含まれる「Professional Growth Suite」、Enterpriseプランが含まれる「Enterprise Growth Suite」があります。バンドル版は年額のみで提供されており、月額で利用することはできません。Professional Growth SuiteおよびEnterprise Growth Suiteは、単体プランの価格から25%割引されています。

スタートアップ向けプラン

HubSpotにはスタートアップ企業向けのリーズナブルなプラン「HubSpot for Startups」があります。HubSpotが認定するVC(ベンチャーキャピタル)やインキュベーターなどのパートナーから過去に支援を受けている企業が対象となります。

概算の見積もりが可能

HubSpotの料金プランをざっくりと紹介しましたが、具体的な利用料金はコンタクト数やユーザー数によって変わります。自分の組織に適しているのはどのプランでいくらかなのかを見積もりたい場合は、HubSpotのWebサイトで簡単に概算費用を算出できるのでお試しください。また、価格表ページには、プランに応じた機能比較表もあります。

HubSpotは導入のハードルが低いCRM。試してみて損はない

HubSpotは基本機能が無料で利用できるため、手軽に始めることができます。基本機能といえども、フォーム作成機能やランディングページの作成、チャットなど高度なデジタルマーケティングツールが搭載されているので、これからリードジェネレーションやリードナーチャリングをこれから始めたいと考えている企業にとっては、非常に魅力的なツールです。

ユーザーインタフェースもわかりやすく、ブログや参考資料も日本語化されているので使い方だけでなく、マーケティングに関する最新情報など多くのことを学ぶことができます。試してみて損のないツールだと思います。

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松永創 FLUED CEO / 代表取締役 Hubspotシニアスペシャリスト

松永創 FLUED CEO / 代表取締役 Hubspotシニアスペシャリスト

B2Bマーケティングエージェンシーでベンチャー企業から大手IT企業、製造業など様々なマーケティングに携わる。

Hubspotゴールドパートナーとしても認定され、サポート実績多数。WEBを中心としたオンライン施策から、インサイドセールスや展示会といったオフライン施策まで幅広く支援している。携わった企業/プロジェクトの数は500以上に及び、スピード感あふれるコンサルティングには定評がある。

B2Bマーケティング/営業DXなどのテーマを中心になど講演多數。