Pardotの価格はいくら?料金体系と機能を徹底解説

2021.01.06

2021.07.15

営業DXツール

そもそもマーケティングオートメーションとは

商品やサービスを購入する場合、多くの人は自分のニーズやウォンツを満たす製品を探すために、検索サイトで商品名を検索したりSNSで口コミを見たりします。こうしたWeb上での行動をデータとして蓄積し、顧客情報と紐付けて自動的にメールを配信したり、Web上にポップアップでコンテンツを表示したりしてアプローチする仕組みを「マーケティングオートメーション(以下MA)」といいます。

マーケティングオートメーションの主な機能は、CRM/SFAと連携した顧客管理、メール作成・配信機能、メール開封率・クリック率の測定、シナリオに応じたフォローメールやステップメールの自動配信、Web行動履歴の可視化、スコアリング機能、レポート&分析機能です。

マーケティングオートメーションの価格相場

MAは国内製のもの、外国製のものなど数多くの製品があります。あらゆるマーケティング施策をカバーできる「プラットフォーム型」のMAから、メール配信や広告配信に特化した「機能スポット型」のMAなど多様に展開されています。価格の幅も広く月額数千円で利用できるものから、年額で200万円を超えるものまで様々です。

料金プランの設定も多様で、MAを利用するユーザー数によってプランが変わるものや、機能に応じて価格が変わるもの、MAで管理する顧客の数に応じるものなどがあります。見た目の価格だけで判断してしまうと、あとになって予算感と合わなくなることもありますので注意が必要です。

このように機能の幅と金額の幅が大きいので、マーケティングオートメーションの導入を検討する場合は、目的と目標をはっきりと定め、目的に沿ったマーケティング施策が実現できるMAを選択するようにしてください。

Salesforce Pardotについて

Salesforce Pardot 公式サイト

Pardotはセールスフォース・ドットコムが提供するB to B向けのMAです。もともとは、2007年に創業した別会社が開発しましたが、2012年にSalesforceが買収したことにより、Salesforceとのデータ連携が大幅に強化されました。Salesforce傘下になったことで、学習プラットフォームTrailheadで使い方を学べたり、コミュニティ活動が増えたりするなど、ユーザー数が多く日本でも人気のあるMAです。

Salesforce Pardotの料金プランと価格

Pardotは利用できる機能に応じて、価格の異なる4つのエディション(料金プラン)があります。下記に公開されているPardotの公式資料から抜粋した、プランごとの主な機能の比較表を掲載しておきます。一番グレードの低い「Growth」でも、マーケティングオートメーションの主な機能は利用できるようになっています。

Google広告との連携やソーシャルからの集客に対して、施策や見込み客ごとに最適なコンテンツを表示したいなど、高度なデジタルマーケティングを検討している場合は、「Plus」から始めるのが良いでしょう。ただし、目的や施策が不明確な状態で最初から上位プランを選ぶ必要はありません。必要に応じてアップグレードすることは可能なので、小さめに始めることをおすすめします。

Pardotのエディションごとの主な機能比較

GrowthPlusAdvancedPremium
月額利用料(組織単位・年間契約)150,000円300,000円480,000円1,800,000円
最大プロスペクト数10,00010,00010,00075,000
見込み客トラッキング
見込み客のスコア付のカスタマイズ
メール送信数無制限
エンゲージメントプログラム
オートメーションルール50100150150
ファイルホスティング100MB500MB10GB10GB
競合企業のモニタリング10社25社100社100社
ランディングページ50無制限無制限無制限
フォーム50無制限無制限無制限
CRMとのネイティブ連携
ウェビナーとの連携
Google Adwords連携別途料金
基本的なダイナミックコンテンツ
高度なダイナミックコンテンツ別途料金
ソーシャルプロファイリングとルックアップ別途料金
高度なメール分析別途料金
Salesforce Pardot 公式料金ページ内 公式資料より一部抜粋
https://www.salesforce.com/jp/editions-pricing/marketing-cloud/pardot/

Salesforce Pardotの特長と機能

Pardotの特長

SalesforceのSFAであるSales Cloudとの連携のしやすさが大きな特長として挙げられます。SalesCloudのリードや取引先責任者と、Pardotのプロスペクトを簡単な設定で紐付けられます。紐付けは双方向で同期しているので、Pardot、SalesCloudのどちらかで顧客情報が追加・更新されれば、もう一方にも反映されます。すでにSalesCloudを導入している企業にとって、とても使いやすいMAです。

Pardotの機能

Pardotの機能は多岐にわたるので、全てを紹介することはできませんが、2つだけピックアップして紹介します。

Engagement Studioによるノーコードシナリオ設計

マーケティングのシナリオをノーコードで簡単に作成できるGUIです。Pardot内のデータに基づいた処理を自由に組み上げることができます。例えば、あるウェビナーに参加したプロスペクトに対して、セミナーの3日後に製品のトライアルを促すメールを送信し、メール内のリンクをクリックしたユーザーへはさらにその2日後に料金表を送信する、といったシナリオを直感的に設計できます。

Litmusが組み込まれている

Litmusというメールソフトごとの表示を事前に確認できるオンラインサービスが組み込まれています。メールソフトは種類やバージョン、OSの違いによって多岐にわたっていますので、それぞれの環境での見え方を事前にチェックすることで開封率の向上につながります。

Salesforce Pardot以外の主要なMAツールの価格

ここで、その他のMAをいくつかピックアップします。料金プランが公表されている場合は価格も記載しておきますので、導入時の比較対象として参考にしてください。

Salesforce Marketing Cloud|SalesforceのB to C 向けのMA

Salesforce Marketing Cloud 公式ページ

Pardot同様、セールスフォース・ドットコムが開発・販売するMAです。PardotがB to B向けのMAであるのに対して、Marketing CloudはB to C向けを得意とする機能が搭載されています。

料金プラン:価格非公開
「Pro」「Corporate」「Enterprise」の3つのエディションがあり、実施したいマーケティング施策に応じて異なります。価格は非公開のため問い合わせが必要です。

Salesforce Marketing Cloudの公式ページで確認する

Marketo Engage|高機能・高品質マーケティング専用のプラットフォーム

Adobe Marketo Engage公式ページ

Marketo Engageは、Adobe Inc.が提供する世界的に大きなシェアを持つ高度なMAです。5,000社の導入実績があり経営戦略に沿った包括的なマーケティングを設計・運用できます。

料金プラン:価格は非公開
個別見積りですが、目安としては年間200万円ほどの費用がかかると言われていますので、Pardotの最上位エディションと同等かそれ以上です。

Marketo Engageの公式ページで確認する

HubSpot|基本機能がユーザー数無制限でずっと使えるMA

HubSpot公式ページ

米国のHubSpot社が開発・販売するソリューションです。CRM(顧客管理システム)とSFA(営業支援ツール)とMA、サポートサービス機能が一体化しているのが特長です。基本機能は無料で永続的に利用することが可能です。メール配信の自動化やスコアリング、リターゲティング広告などの高度な機能を利用する場合は有料になります。

料金プラン:組織単位
Starter:月額 5,400円
Professional:月額 96,000円
Enterprise:月額 384,000円

HubSpotの公式ページで確認する

Satori|メールアドレスが分からない匿名見込み客へのリーチが可能な国産のMA

SATORI公式ページ

Satoriは、Webサイトを訪問しただけで、まだメールアドレスが不明の匿名リードへのアプローチと育成ができる機能に長けています。日本のビジネススタイルや日本人に馴染みやすいUIがユーザーに評価されているようです。

料金プラン:
初期費用 300,000円、月額利用料:148,000円。従量課金、有料オプションあり

SATORIの公式ページで確認する

PardotはB to B商材を扱う企業やSalesforceユーザーに最適

PardotはSalesforceとのデータ連携性が非常に良いので、すでにSalesforceを導入しているユーザーが利用するMAとしては第1の選択肢となります。機能も豊富で、Trailheadという自己学習環境もあり、コミュニティも活発なので使い方の情報を探す苦労はありません。料金設定も幅があり中小企業から大企業まで対応できます。選んで損はないMAだと思います。

もし、ほかのMAツールも検討していらっしゃるようでしたら、ぜひ当社へご相談ください。第三者の視点からアドバイスできるので、より自社に適したMAツールの導入が可能になります。

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松永創 FLUED CEO / 代表取締役 BtoBマーケティングスペシャリスト

松永創 FLUED CEO / 代表取締役 BtoBマーケティングスペシャリスト

国内システムメーカーの営業としてキャリアをスタート。その後 テレマーケティング企業で事業/拠点の立ち上げ・営業企画に従事。自身もインサイドセールス部門での業務経験を積む。

その後B2Bマーケティングエージェンシーでベンチャー企業から大手IT企業、製造業など様々なマーケティングに携わる。BtoBマーケティング/営業DX/インサイドセールスで携わった企業/プロジェクトの数は500以上に及び、スピード感あふれるコンサルティングには定評がある。

B2Bマーケティング/営業DXなどのテーマを中心になど講演多數。