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HubSpotとLINEの連携でCRMもMAもさらに充実!

2022.02.09

2023.06.07

営業DXツール

今やLINEは最もメジャーなSNSであり、そのユーザー数は2021年6月時点で約8900万人にも上ります。

ユーザー数の多さだけでなく、開封率やリーチ力に強みを持つLINEをマーケティングに活用することは、もはや当たり前の手法ともいえるでしょう。

さらにLINEは、HubSpotとの連携が可能です。

HubSpotを使ってメールで行っていたことがLINEでも可能となり、CRMもMAもより充実させることができるでしょう。

連携によるメリットを知って、自社への導入もぜひ検討してください。

弊社株式会社FLUEDではLINE連携の開発が可能です。これから連携を検討されている方はぜひ一度ご相談ください。

マーケティングにLINEを活用すべき理由

LINEは、ほとんど全ての人が使用しているコミュニケーションアプリです。

老若男女問わず、毎日のように使っている人も多いでしょう。

そんなLINEは、現在、企業のBtoC領域のマーケティングにおおいに活用されています。

多くの企業がLINEの公式アカウントを開設しており、マーケティングのトレンドともいえるでしょう。

そして、BtoC領域で流行したマーケティング手法は、数年後にはBtoBでも流行り始めるのが通例です。

BtoCでは当たり前になったLINEの活用は、数年後にはBtoBでも浸透していることでしょう。

メルマガより圧倒的に開封率が高い

LINEの強みの一つが開封率の高さです。

メルマガの開封率が約10%とされるのに対し、LINE公式アカウントの開封率は約60%と、メルマガの6倍近くに上ります。

その要因は、メルマガとLINEの性質の違いにあります。

まず、メールがパソコンで使用されることが多いのに対し、LINEアプリが使用されるのは圧倒的にスマートフォンです。

スマホならパソコンのようにいちいち起動する必要がないので、メッセージが届けばユーザーに確認してもらいやすい環境にあるといえるでしょう。

また、メールはフォルダ分け機能があったり、Gメールを使用している場合は着信が通知されないことすらあったりするのに対し、LINEにはメッセージの振り分けをする機能がありません。

さらに、メールアドレスは一人が複数個保有することがありますが、LINEの場合は1個人が複数アカウントを持っていることは多くありません。

届いたメッセージはブロックされない限り、必ずユーザーの視界に入るでしょう。

以上のような要因から、LINE公式アカウントから配信されたメッセージは、メルマガよりも圧倒的に開封率が高くなるのです。

メルマガより登録しやすい

他にもLINEの強みとしては、友達登録がしやすいことが挙げられます。

メールマガジンに登録しようとすると、登録フォームからメールアドレスや氏名を入力せねばならず、10秒ほどで完了するといえども、ユーザーにとっては手間になります。

後で登録しようと思っているうちに、忘れられてしまうこともあるでしょう。

対して、LINEの友達登録なら追加ボタンをタップするだけと、数秒で終わります。

手間が少ない分、メルマガよりもずっと登録してもらいやすく、顧客情報を集めやすいのです。

リーチ率が高い

総務省が発表した令和2年版の情報白書によると、2019年における世帯のスマートフォンの保有率は7割近くにもなっています。(※参考1)

そのスマホにほとんどの人がダウンロードしているアプリがLINEです。

LINE株式会社によると、2021年6月時点のLINEの月間アクティブユーザー数は約8900万人であり、毎日使うユーザーは86%にも達するとされています。(※参考2)

LINEは、今や老若男女問わず使用されるコミュニケーションツールであり、他の媒体ではリーチが難しいユーザー層へもメッセージを届けられる媒体なのです。

※参考1:総務省 令和2年版 情報通信白書「第2部 基本データと政策動向」

※参考2:LINE株式会社 「LINE Business Guide」2021年1~6月期版

HubSpotとLINEの連携でCRMがより充実

LINE公式アカウントを利用することが大変有効なことはわかったが、友だち追加してくれたユーザーデータをHubSpotとは別に管理しなければならないなら大変だ、と思う人もいるかもしれません。

実は、HubSpotとLINEは連携可能です。

LINE公式アカウントで友だちになったユーザー情報は、自動的にHubSpotにも追加されますし、『LINE Login』機能を使えば既存ユーザーの情報をLINE IDに紐づけることもできます。

HubSpotを使った効率的な情報管理が可能なのです。

LINEの友だちはHubSpotで管理可能

ユーザーがLINEで公式アカウントを友達追加すると、ユーザー情報は自動的にHubSpotの『コンタクト情報』に追加されます。

連絡先情報だけでなく、ユーザーの属性情報やページ閲覧履歴など、MAで活用できる情報も取得可能です。

LINEで取得したデータだけを別に管理する必要がないので、顧客情報を負担なく管理できるでしょう。

ID連携でLINEのCRMでの活用が可能に

HubSpotで管理できるLINEの友だち情報は、新たに友達追加してくれたユーザーに限りません。

『LINE Login』機能を使えば、既にHubSpotのコンタクト情報で管理しているユーザーのLINEアカウントを紐づけることもできます。

出典:LITTLE HELP CONNECT – ナレッジベース

既存ユーザーにLINE Login機能を通して新規会員登録をしてもらうことで、LINE公式アカウントの友だち追加とID連携が可能となるのです。

LINE公式アカウントの友だちが、HubSpotで管理している既存ユーザーのうち、どのユーザーにあたるのかが判別できるので、LINEで新規に獲得したユーザーだけでなく、既存ユーザーに対しても効果的にアプローチできます。

HubSpotとLINEの連携でMAも拡張

では獲得したLINEユーザーの情報はどのように活用できるのでしょうか。

HubSpotとLINEを連携させれば、LINEでもメッセージのセグメント配信やステップメール配信などMA機能が使えます。

さらにLINEにもチャットボットを導入すれば、さらにリーチを広げられる可能性もあるでしょう。

HubSpotとLINEの連携によってCRMだけでなく、MAの拡張・充実も期待できるのです。

LINEメッセージのセグメント配信が可能

LINEは圧倒的にユーザーにリーチしやすいコミュニケーションツールではありますが、単体で使用する場合は、全ユーザーに対して同じメッセージしか配信できません。

そのため、それぞれのユーザーに応じた適切なコミュニケーションができるとも限りません。

どうしてもLINEでセグメント配信を行いたい場合は、多額の費用を投じて独自に開発するしかなくなります。

しかし、HubSpotと連携させれば、それだけでLINEメッセージのセグメント配信が可能です。

HubSpotでリスト条件を設定してセグメント化しておけば、アプローチしたいユーザー層にのみメッセージの配信ができます。

即時配信はもちろん、スケジュール配信も可能なので効率よく作業ができるでしょう。

さらに、配信したメッセージをユーザーが開封したか、またURLをクリックしたかなども追跡可能で、次回以降のセグメントに生かせます。

ユーザーとの精度の高いコミュニケーションが可能となるでしょう。

LINEメッセージでステップメールの配信も可能

HubSpotと連携すればLINEを使ったステップメールの配信も可能になります。

HubSpotのワークフロー機能を使って、あらかじめ条件を設定しておけば、ユーザーが起こした行動に応じてLINEメッセージを配信できるのです。

ユーザーの興味の高まり度合いに応じてアプローチできるので、より質の高いコミュニケーションの実現が可能となり、エンゲージメント率の上昇も期待できるでしょう。

また、連携サービスによってはLINE内でユーザーが起こした行動だけでなく、他のブラウザや別のデバイスでの動きもトラッキング可能なものもあります。

LINEのチャットボットを利用してリーチを拡大

チャットボットはAIによってユーザーからの問い合わせに自動で対応できる、非常に効率的なマーケティングツールです。

HubSpotだけでも無料で作成、導入できますが、LINEのチャットボットを導入することでより多くのユーザーへのリーチが見込めます。

普段運用しているLPやECサイトなどが、ユーザーに見に来てもらわなければならず、受動性が強いともいえるツールであるのに対し、LINEはユーザーとのコミュニケーションをこちらから能動的に図ることのできる媒体です。

さらに、スマホで使用されることが多く、そもそもメールと同じ個人間のコミュニケーションツールとして認識している人が多いこともあり、ユーザーがチャットボットに問い合わせをするまでのハードルは、LPやECサイトよりも低いでしょう。

また、LINEのチャットボットはHubSpotで作れます。

既にLPやECサイトにチャットボットを設置しているなら、LINEでも利用しない手はないといえるでしょう。

もしもHubSpotの導入をまだしておらず、どんなツールなのか知りたいという場合は、こちらの記事もご参照ください。

HubSpotとLINEの連携にはリトルヘルプコネクトを使おう

HubSpotとLINEを連携すれば多くのメリットがあることはわかったが、実際にどのように連携すればよいのだろう?と疑問に思う人もいるでしょう。

HubSpotとLINEの連携は、API連携やWebhookを使うといった方法もありますが、ソフトウェアを使うのが簡単です。

中でも「LITTLE HELP CONNECT」なら上で紹介したような機能も使いやすい上、さらなるMAの拡張が期待できる機能もあります。

LINE友だちやSMSの顧客管理

LINEの友だちはもちろん、SMSに登録された顧客の情報をHubSpotのCRMで管理できるようになります。

ユーザーの属性データや、LINEやWebページ上でのアクティビティ履歴など、MAに活用できる情報の蓄積も可能です。

LINEやSMSメッセージのセグメント配信・ステップ配信

LINEはもちろんSMSメッセージについてのセグメント配信やステップ配信もできます。

スケジュール配信も可能なので、あらかじめ配信日時を設定しておくことで効率的かつ戦略的なコミュニケーションが可能となるでしょう。

配信したメッセージの開封やメッセージ内のURLクリックなどの確認もでき、さらなるセグメントが可能です。

チャットやチャットボットによるユーザー対応

HubSpotかリトルヘルプコネクトの専用画面からユーザーとチャットすることもできます。

1:1でのコミュニケーションが可能な上、画像やファイルも送信できるので、より細やかで丁寧な顧客対応ができます。

出典:LITTLE HELP CONNECT – ナレッジベース

さらに、LINE特有の絵文字やスタンプを送信することもできるので、上手く取り入れることで顧客に親近感を抱いてもらえるようなコミュニケーションも可能となるでしょう。

もちろんチャットボットも導入可能で、問い合わせ対数の工数削減にも貢献します。

QRコードの発行やリッチメニューの出し分け

企業の公式アカウントのQRコードを発行しておけば、ユーザーが友だち追加するに至った経路を追跡できます。

流入経路の情報を収集することで、プロモーションの効果を測定できたり、より効果的なコミュニケーションの形成方法がわかったりするでしょう。

出典:LITTLE HELP CONNECT – ナレッジベース

また、LINE友だちの属性データやアクティビティ履歴に応じて、ステップメールの配信の他にもリッチメニューの出し分けができます。

ユーザーの興味の高まりに応じた提案が自動的にでき、MAツールとしてのLINEの活用方法がさらに広がるでしょう。

HubSpotとLINEの連携でCRMもMAもさらに充実!

HubSpotもLINEも単体でも優秀なCRMツールであり、MAツールでありますが、連携することでより効率的かつ充実した活用ができます。

ユーザーへのリーチ率が高いLINEを使い、セグメント配信やステップメールの配信を行うことで、これまで取りこぼしていたユーザー層へのアプローチも容易に可能となるでしょう。

ぜひHubSpotとLINEを連携し、自社のMAの充実を図ってみてください。

HubSpotとLINEの連携についてよくわからないことや不安がある場合は、ぜひ弊社にお問合せください。

また、HubSpotとLINEの連携以前に、MAツールをまだ導入しておらず、これから比較検討するという場合はこちらの記事をご参照ください。

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松永創 FLUED CEO / 代表取締役 Hubspotシニアスペシャリスト

B2Bマーケティングエージェンシーでベンチャー企業から大手IT企業、製造業など様々なマーケティングに携わる。 HubSpotゴールドパートナーとしても認定され、サポート実績多数。WEBを中心としたオンライン施策から、インサイドセールスや展示会といったオフライン施策まで幅広く支援している。携わった企業/プロジェクトの数は500以上に及び、スピード感あふれるコンサルティングには定評がある。 B2Bマーケティング/営業DXなどのテーマを中心になど講演多數。