BtoBマーケ/営業DX診断へ

HubSpotでEメール送信時の上限数は?無料で使える機能を紹介

2022.03.23

2023.06.07

営業DXツール

HubSpotとは、有益なコンテンツや体験を提供し見込み客を惹きつけ、顧客と関係を構築するCRM(顧客管理システム)です。HubSpotはインバウンドマーケティングに取り組む企業に広く導入されています。

HubSpotは多種多様な機能を備えており、中でもメール配信システムは魅力のある機能です。顧客関係を構築するためのメールといえば、「メルマガ」が思い浮かぶかもしれませが、HubSpotはそれだけではありません。

Eメールツールから送信するマーケティングメール、お問い合わせフォーム提出後に自動送信されるフォローアップメールなど、HubSpotでEメールを送る方法はさまざまです。

HubSpotは無料で使えますが、Eメール送信数には限りがあります。そこで今回の記事では、Eメール送信の上限数や送信数のカウント方法、シーケンスでのEメール送信、そしてメール配信システムで活用できる機能、送信方法を解説します。

HubSpotの使い方、活用方法が聞ける、無料のオンライン相談会を開催中です。

「HubSpotで何ができるか知りたい方」はもちろん、「すでに利用しているがもっとフル活用したい方」もお気軽にご相談ください。

詳細は「HubSpotをより活用したい方へ!無料のオンライン相談会を実施中!」をご確認ください。

▼ 今すぐHubSpot無料相談会を予約

HubSpotにおけるEメール送信数のカウント方法

HubSpotを活用して送信できるEメール数について、カウント方法を解説します。受信トレイに接続している場合と、シーケンスで送信するEメールの場合の2パターンを説明するので、参考にしてください。

受信トレイに接続している場合

普段使っている個人用Eメールを、HubSpotに接続可能です。接続が完了すれば、マーケティングや営業の担当者はCRMからメルマガや個別連絡など、さまざまな種類のEメールを送信できます。

この場合、Eメール送信数のカウント方法は、HubSpotを通じてEメールが送信されるごとに行われます。

以下の種類のEメール送信数は、月間でカウントされます。

  • マーケティングEメール
  • ワークフローによる自動配信Eメール
  • お問い合わせフォーム提出後のフォローアップEメール
  • 自動サブスクリプションEメール など

月間送信制限にカウントされないEメールの種類

月間送信数のカウントから除外されるEメールの種類は、以下の通りです。

  • 1対1のEメール
  • HubSpotによる通知メール
  • テストEメール
  • カスタマーフィードバックEメール(アンケート、満足度チェックなど)

送信するEメールの種類によってはカウントされない場合もあるので、送信前は種類を確認しましょう。

シーケンスでのEメール送信の場合

次に、シーケンスでのEメール送信について解説します。シーケンスとは、特定のターゲットに対してHubSpotのメールテンプレートを利用し、指定したタイミングでEメールを自動送信できる機能です。MA(マーケティングオートメーション)の一環として、シーケンス機能は利用できます。

シーケンス機能を活用してEメールを送信する際、1日あたりのシーケンスEメールの送信数でカウントされます。1日ごとに上限数が決められており、制限数に近づくと送信できる残りのシーケンスEメールが確認可能です。

たとえば、1日で送信できる上限数が300件で、同じ日にすでに250件のEメール自動送信されるよう設定しているとします。その場合、シーケンス機能で追加できるEメールの本数は50件となります。

HubSpotのEメール送信の上限数は?

HubSpotで送信できるEメールの数には限りがあり、上限数はプランによって異なります。ここでは、プランごとの上限数について説明します。

無料のマーケティングツールでの上限数

まずは、無料で使えるマーケティングツールの上限数です。1か月に2,000件のEメールが送信でき、最大で100万件のコンタクトを登録できます。

ユーザー数とストレージ量は無制限であることから、自社で対応するリード数が2,000件以内であれば、無料版でも充分活用できるでしょう。

マーケティングプランを契約した場合の制限数

次に、有料のマーケティングプランを契約した場合のEメール上限数です。プランには3種類あり「スターター」「プロフェッショナル」「エンタープライズ」が利用でき、それぞれ上限数が異なります。

上記の無料版と合わせて表でご覧ください。

プラン名上限数(月)
無料版2,000件
スターター最大マーケティングコンタクト数の5倍
プロフェッショナル最大マーケティングコンタクト数の10倍
エンタープライズ最大マーケティングコンタクト数の20倍

Eメールプロバイダーによる上限数

HubSpotからの1対1のEメールは、接続するEメールプロバイダーによって送信上限数が定められています。

  • Gmail:350件/日
  • Googleアプリ:1,000件/日
  • Office365:1,000件/日
  • Exchange:1,000件/日 

また、グループアドレスなどでHubSpotでセットアップしたホスト型Eメールアドレスを使用する場合の上限数は以下のとおりです。

  • 無料HubSpotアカウント:500件/日
  • 有料HubSpotアカウント:5,000件/日

無料版でも送信数は2,000件!HubSpotのメール配信システムで使える機能

HubSpotの導入を検討している場合、「まずは無料版から」と考えるマーケティングや営業担当者多くいます。実際、無料版でも月間2,000件ものEメールを送信できるほか、さまざまな機能が利用可能です。

ここでは、無料版HubSpotのメール配信システムについて解説します。HubSpotの機能を使いこなし、Eメールの開封率や顧客エンゲージメントを向上させましょう。

Eメールテンプレートが豊富にある

HubSpotのEメール配信システムの魅力の1つは、利用できるメールテンプレートが豊富にあるという点です。無料版では、次のような名称のテンプレートが利用可能です。

  • プロモーション…自社プロダクトやサービスの売り込み用テンプレート
  • プレーンEメール…個人メールで使用可能なテンプレート
  • ニュースレター…有益な情報発信のためのテンプレート
  • シンプル…ファーストコンタクトで使えるテンプレート
  • ようこそ…新規顧客に向けたテンプレート

テンプレート選択後は、自社のブランドイメージに沿ったレイアウトや画像の設定ができます。ドラッグアンドドロップのシンプルな操作で完了でき、特別なデザインスキルは必要ありません。

また、有料版へアップグレードすると、以下のようなデザイン性の高いテンプレートにアクセスできます。

出典:HubSpot

宛先ごとにパーソナライズできる

Eメールを送信する宛先ごとに表示する文面をパーソナライズする機能を活用すれば、開封率やクリックスルー率の向上が期待できます。変更できる情報は、次のとおりです。

  • 件名
  • 内容
  • リンク
  • 添付ファイル
  • CTA

これらの情報は宛先に応じて自動で変更されるため、設定の手間が省けます。さらに、海外に在住する担当者に送付する場合、最適な時間を設定して送信することも可能です。

A/Bテストが実施できる

出典:HubSpot

自社にとって重要なキャンペーンをEメールを使って実施する場合、有料版で利用できるA/Bテストの導入を検討しましょう。A/Bテストを行えば、開封率が高くなる件名、顧客エンゲージメント率が優れたコンテンツやCTAを判断できます。

さらに、Eメールを開封したタイミング、相手の使用デバイス、クリック率の高いリンクなどが把握でき、今後のマーケティング施策に反映できるでしょう。

入力情報を自動で蓄積できる

HubSpotはウェブサイトやブログの設置も可能です。そこにダウンロード資料を設定しておけば、ユーザーは無料で入手する代わりに氏名やメールアドレスを入力するため、企業は見込み客データを取得できます。

ユーザーが入力した情報はHubSpotに自動蓄積され、獲得した情報を次のメールキャンペーンで活用できる仕組みです。つまり、HubSpot経由で入力フォームを設置することで、簡単に顧客リストの作成が完了します。

HubSpotのメール配信システムの使い方

では、実際にHubSpotからEメールをどのように送信すればよいのでしょうか。ここでは使い方を解説します。

HubSpotポータルから「Eメール」を作成する

出典:HubSpot

まず、トップから「マーケティング」を選択し、「Eメール」をクリックします。

出典:HubSpot

そして、右上の「Eメールを作成」を選択しましょう。

テンプレートを選択する

出典:HubSpot

画像のようなテンプレート選択画面に切り替わるので、目的に合わせてテンプレートを選びましょう。

テンプレートを編集する

出典:HubSpot

どれかテンプレートを1つ選択すると、編集画面に変わります。「コンテンツ」では、画像、テキスト、ボタン、区切り、ソーシャル、動画、レイアウトの挿入や編集が可能です。

出典:HubSpot

「設計」のタブを開くと、テンプレートの背景色、背景パターン、本文の色などが選べます。たとえば、ブランドイメージを保つために、コーポレートカラーを選択すると効果的です。

出典:HubSpot

トップバーの「設定」を開くと、パーソナライズした件名やプレビューテキストの設定ができます。

送信する

出典:HubSpot

最後に送信先を設定し、送信できます。右側に表示されたバーでは、「送信オプション」として「今すぐ送信」または「後の予定としてスケジュール」が選択可能です。

また、Eメール送信の上限数も把握できます。月間上限数に対して、今月は何件送信したかをここで確認しましょう。

HubSpotでメール送信するなら上限数をチェックしよう

HubSpotは、無料版でも月間2,000件のEメールが送信できるソフトウェアです。有料プランにグレードアップすると、送信できるEメールの上限はさらに増加します。

自社のニーズに合わせてHubSpotのプランを選択すれば、インサイドセールスを効果的に実施でき、受注確度の高いリード情報が取得できるでしょう。

自社に合ったプランが分からないといったお悩みや、日々のマーケティング業務や営業活動に対し、効果的に活用できていないという課題がある場合は、プロに相談することをおすすめします。私たち株式会社FLUEDは、HubSpotを活用するための無料相談会を実施しています。メール配信はもちろん、その他の機能についてもおすすめの活用方法や活用事例をご紹介しますのでぜひお気軽にご相談ください。

HubSpotの使い方、活用方法が聞ける、無料のオンライン相談会を開催中です。

「HubSpotで何ができるか知りたい方」はもちろん、「すでに利用しているがもっとフル活用したい方」もお気軽にご相談ください。

詳細は「HubSpotをより活用したい方へ!無料のオンライン相談会を実施中!」をご確認ください。

▼ 今すぐHubSpot無料相談会を予約


松永創 FLUED CEO / 代表取締役 Hubspotシニアスペシャリスト

松永創 FLUED CEO / 代表取締役 Hubspotシニアスペシャリスト

B2Bマーケティングエージェンシーでベンチャー企業から大手IT企業、製造業など様々なマーケティングに携わる。 HubSpotゴールドパートナーとしても認定され、サポート実績多数。WEBを中心としたオンライン施策から、インサイドセールスや展示会といったオフライン施策まで幅広く支援している。携わった企業/プロジェクトの数は500以上に及び、スピード感あふれるコンサルティングには定評がある。 B2Bマーケティング/営業DXなどのテーマを中心になど講演多數。