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[コミクス×フルスピード] クリエイティブからLTV施策までノウハウ公開セミナー

2020.12.29

2023.06.08

営業DXコラム

第1部:セールスピッチ

増田(司会)
みなさんこんにちは!株式会社コミクスの増田と申します。
本日の司会進行役を務めさせて頂きます。
本日の流れですが、第一部がセールスピッチ、第二部がパネルディスカッションです。
アンケートをご用意しており、お答え頂いた方には特典も用意しておりますので、是非ご協力をお願いいたします。

では、セールスピッチの方に映りたいと思います。
株式会社フルスピードの中島さん、お願いします!

フルスピードのセールスピッチ

(1)なぜクリエイティブが重要なのか?

中島(フルスピード)

では私のセッションを始めさせて頂きます。
スピーカーの中島と申します。
本日は、「CVR3.47倍、クリエイティブ改善の重要性とCV数増加のための改善事例」についてお話しさせていただきます。
よろしくお願いいたします。

本日の内容ですが、弊社で行っているクリエイティブ施策について重要なところを重点的に説明し、後半では弊社の進化クリエイティブの強みについて説明していきたいと思います。

まず簡単に自己紹介をさせていただきます。
前職ではwebデザイナーとして勤務しておりまして、その後フルスピードに入社しております。
現在の業務内容としましては、SINKA CREATIVE(シンカクリエイティブ)というサービスに関わっておりまして、記事LPやバナーの制作業務を行いながら我々の強みである運用型広告との掛け合いというところも行っているので、自分たちで管理画面を見て、クリエイティブの分析を行いつつ、一気通貫でPDCAを回しています。

弊社の会社概要です。
400名ほどの社員で構成されておりまして、2018年に東証2部へ上場しています。
海外にも事業を展開しており、連結子会社などもあります。
また、子会社の事業内容としては、アフィリエイトが馴染み深いかなと思っていて、アフィリエイトの強い領域としては、SEOメディアや美容、ヘルスケア領域が挙げられます。
また、本日ご紹介する弊社のSINKA CREATIVEもヘルスケア領域へ強みを持っています。




さて、今回は、なぜクリエイティブが重要なのか?というところから説明していきたいと思います。
(以下の図参照)




広告配信後のユーザーボリュームを見てみてください。
逆三角形型になっています。
まずユーザーはグノシーやフェイスブックのような広告プラットフォームに入ってきます。
その後に弊社でいうところのバナーや動画などのクリエイティブみて、気になった場合や興味が湧いた場合はクリックして記事LPやLPに遷移してくれる構図となり、最後にCVに至ります。

上流から下流にかけてユーザーはどんどん減っていきますが、その中でクリエイティブは多くの人に接触するチャンスがあるため非常に重要です。
例えばあまり良くないクリエイティブが流れてしまうと、そもそも興味がわからなかったり、興味はあっても内容がイマイチイメージと合わないと判断をされて離脱につながることなどが起こりがちです。
そのことから、クリエイティブは、遷移数やCVに非常に強い影響を持つ部分であるといえます。

クリエイティブの作る順序ですが、通常はデザイナーさんがお客様のニーズを聞き、それに応じた訴求内容を決めて作るみたいな順序となりますが、弊社の場合はまずリサーチをします。


リサーチの内容ですが、クライアント様の情報と競合調査が中心です。
具体的に、スプレッドシートにあるような内容になりまして、表示速度からアワードや商品の特徴、効果効能からクチコミに至るまでどのような訴求が使われているかをを調査します。
この調査は公式LPから記事LP、クリエイティブに至るまで行っており、ここにかなり気合を入れて3-4時間かけてこの作業を行います。
この調査を終えた後、リサーチした内容を訴求要素に分解し、キーワードとして落とし込み組み合わせながらクリエイティブを作成するかたちになります。


ここで一つTDの作成手法について説明します。
多くの場合、このように前半がCTR(クリック)で後半がCVR(購入)を意識したような内容の構成になります。

通常ユーザーの流れとしては、バナーを見てその後テキストを見るのが一般的な流れになるかと思います。
その中でテキストに移った際に、テキストの前半を見て興味がわかなければ後半部分は見ないケースが大半です。
そのため、前半はCTR、後半はCVRを意識しています。
そのことから、前半部分はキャッチーな訴求内容にするために、具体的な数字を組み入れ、後半は有名女優が使っているなどの権威性を強調した内容を強調している点がポイントです。
この部分は、非常に重要で、楽天アワード1位や累計販売数、芸能人訴求などのワードを落としこみます。
近年は、芸能人訴求が良いと言われていますが、理由としては、機能性や効能に比べて差別化がしやすいことや、薬事法や掲表法などに抵触しにくいことなどが挙げられます。

下の図は、バナー・TDの改善フローですが、このフローでは、はじめの訴求軸の検証が非常に重要です。

注意しなければならない点は、リサーチの段階で様々な訴求軸が出てきますが、実際どの訴求軸が有効なのかは出してみないとわからない点です。
このことから、まず訴求軸をしっかりと検証した上で、文言や画像の検証を行いPDCAを回すことで広告効果を最大化させていく流れになります。
なお、弊社では、様々なバナーを日頃から収集しておりまして、3000から4000件のバナーが集まっていますが、それらも参考にしながらバナーを作成していたりもします。

(2)事例紹介

次に、事例の紹介をさせていただきます。
(以下の図参照)


こちらは、来店系クリニックのフォームの紹介ですが、このお客様はフォームに入ってからの顧客の離脱に課題を抱えていたため、
他の人にフォームを使用してもらい、どこに問題点があるのかを抽出してみました。
その結果、入力したフォームにあらかじめ例文などを入れておくプレスフォルダが使いにくい、プレスフォルダの部分が入力する箇所にあまり見えないという問題がわかってきました。
またこの部分は、入力が必須の箇所ですのでエラーが帰ってきてしまってユーザーのストレスになっているという問題があり、A/Bテストのツールを利用して検証し改善を行いました。
その結果、入力エリアを移動させ改善するとCVRが124%になるという結果とありCVRが大幅に改善しています。
このクリニックさんは月に1,000件ぐらいの申し込みのあるクライアント様でしたので、単純にそれが1,200件になったとなるとかなり大きな改善になったことがわかります。
また、このようなフォームの改善などのようにコンバージョンに近い位置の改善は、小さな改善で大きな成果が出ることが特徴です。

次に紹介する事例は、メンズスキンケア案件の記事LPの事例です。


記事LPは、弊社で撮影を行いながらLPを作成していたりもしますが、運用にあたり「もう少し一般論にも目を向けてみないか?」という意見が挙がったため、「メンズスキンケアって何?」「そもそもスキンケアってなんで必要なの?」という点を深堀りし、情報を追加することにしました。
具体的には、上の掲載したように、女性が男性の肌をよくみているという動画や、ニキビのあるなしでどのように印象が異なるのか、またそれを裏付けるために、男性の好感度や清潔感に結びつくアンケートデータを挿入したところ、結果として199%の改善ができました。
当時CPAが15,000円ぐらいだったのですが、改善後7,500円程となり、一般論的な要素を足すことでどれだけ改善に至ったのかを表す事例になります。



次に紹介するのは、補正したバナーの改善事例です。


左側が改善前のバナーですが、ここで一度、どの改善案が効果的であったか、一緒に考えていきたいと思います。
1つ目が、人物と商品画像を掲載したバナー、2つ目がLPのFV(ファーストビュー)を加工したバナー、3つ目が商品の画像と価格のみを掲載したバナーで、4つ目が過去にCVの実績があるバナーです。

答え合わせに移ります。実は3と4に関しては改善率が0%でした。
1に関しては169%、そして2に関しては、194%と一番改善した結果になります。
結果を考察してみると、最も改善していたバナーはLPと雰囲気や内容が類似しており、LPに飛んだユーザーが、違う広告だったなどの誤解を生みにくいような仕様となっていることがわかります。



最後に紹介するのは、来店系のクリニック案件の改善施策です。

こちらの1つ目の案では、FVにボタンを設置してみました。
2つ目がお客様満足度を掲載する事による権威性の訴求の追加、3つ目がCTAのボタンの文言変更、
4つ目がよくみられていた下部のコンテンツを上に移動させるという施策になります。



こちらは2つ目が0%、1つ目が158%で3つ目が300%の改善、4つ目が最も改善して改善率が347%となりました。
考察してみると、ユーザーが興味を持つコンテンツを上に持っていくとユーザーの興味を早めに引ける傾向があることがわかります。
ユーザーは、最初のところで気になるコンテンツを探すというような行動をしましたが、ページの下の方にあるコンテンツに関してはユーザーが何があるかわかっていないという問題が発生するので、ユーザーが興味をもてるようなコンテンツに関してはなるべく上に持っていくという施策も必要です。

まとめに移ります。
まずクリエイティブというのはユーザーの目に触れる機会が多く、非常に重要です。
またしっかりリサーチした上で作成する必要があります。
さらに、アタリのクリエイティブを探すためには、複数の要素を組み合わせた検証が必要になると思います。

最近のウェブニュースの話題ではYouTube広告が無法地帯になっており差別的な広告が掲載されていたなどが問題となりました。
そのような背景からも、よりクリーンな広告の発信が重要視されると考えられます。
弊社では、この傾向をチャンスと考えており、クリーンな広告配信に注力していきたいと思っています。
ご清聴いただきありがとうございます。


増田
中島さんありがとうございました。
では続きまして、株式会社コミクスの廣田さんお願いいたします。

コミクスのセールスピッチ

(1)LTVを高めるためには逆算が必要

廣田(コミクス)
私の方のセッションではLTV(顧客生涯価値)を高めるためには逆算が必要というようなCRM(顧客関係管理)の施策について話したいと思います。
弊社コミクスはウェブのプロモーションを行っている会社です。
また、グループ会社のGeeeNの方はエンジニアが所属しておりまして、Web接客ツールを開発しているいわゆるツールベンダーという立ち位置の会社となっています。


私はコミクスの廣田と申しまして前職は今日共催させて頂いているフルスピードさんの方で2005年に入社し、丸6年間、SEOやリスティング、アフィリエイトやホームページの制作に携わっており、月に数億円の広告費を預からせて頂きながら広告やセールスをおこなっていました。
2011年にコミクスに入社して、現在は顧客の売上の支援に携わっています。


こちらは、コミクスグループのクライアント企業ですが、現在580社ほどでこのうちECが全体の3から4割程度を占めています。
最近の傾向としてはBtoBの営業がコロナの影響で対面でできないので、web上での営業を増やしたいというニーズが大きく、toBのお客様が多い印象です。

コミクスの営業では、コミクスのサービスラインナップはグロースハックシリーズというのを運用させて頂いておりまして、流入改善から導線改善、LTV改善までフェーズごとに自社開発したツールを使用しながら、集客から売上改善までワンストップで提供しています。


本日紹介させて頂くのはLTVの改善の部分のグロースハックLTVであり、お伝えしたい内容は、LTVから逆算した新規獲得×CRM策となります。
売上拡大と一言で言っても、そのための指標は色々あるかと思いますが、コミクスではLTVを最も重要視して考えており、既存顧客の育成に注力しています。


1対5の法則という言葉もある通り、新規顧客を獲得するコストは既存顧客を維持する5倍ものコストがかかるといわれています
このことから、いかに顧客をカスタマーサクセスに導くかが、収益化の拡大に結びつけられるといえます。
またLTVは、新規顧客獲得を増加させる、顧客単価を上げる、リピート率を改善する、コストを下げる、これら全てに関わる数値です。


このことから、LTVの改善は、各施策に対して具体的な判断をしたり、問題点を発見したりするのに非常に役立つ指標となります。
ですので、売上を拡大するためには、商品ごと、広告媒体ごと、初回購入月毎、メールやLINEのシナリオ配信ごとにLTVを逆算することでCRMの設計やWeb広告の設計を行う必要があります。

企業が既存顧客に対してメールなどの配信を行う際に大切なことは、いかに一人一人に向けた1to1コミュニケーションでシナリオ配信を行うかです。
メールやLINEのシナリオ配信は恋愛に置き換えることができ、しっかり相手のことを考えてコミュニケーションを図ると、相手のことを気にかけていることを伝えることができます。
優良顧客化も顧客のニーズやタイミングにフィットしたチャネルで顧客ごとのメッセージを配信することが重要です。

コロナ禍を境に人々の行動そのものもオフラインからオンラインへ切り替わっており、この動向はこのまま定着するのではないかという調査結果も出ています。
また、オフラインメインで販売していた企業様もECなどに力を入れつつありますが、この現象は限られた顧客を獲得するために広告費はどんどん膨らんでしまうのではないかと懸念されているのが現状です。


このような背景もあり、初めからLTVが高くなる顧客を中心に新規獲得する設計にしていれば、CRM施策がより効果的となり、優良顧客(ロイヤルカスタマー)の育成、売上拡大につながるのではないかと考えています。
例えば、新規顧客を獲得する上でよく利用されるアフィリエイトでも広告媒体によってLTVが異なる場合があるため、メディアごとのLTVを把握することでLTVの高いメディアを選定することで、良質なコンバージョンをより多く獲得できます。
アフィリエイトはLTVが低いなどの意見がよく聞かれますが、メディアごとのLTV分析をしっかり行えば、成果報酬型のアフィリエイトほど効率的な新規顧客施策はありません。
必ず広告媒体ごとの適切なLTVを算出しして、媒体ごとに適切なLTVを設定できれば流入元からのLTVの最適化ができると考えています。

(2)サービスの紹介

ここからはサービスの紹介をさせて頂きます。
顧客ごとのLTV施策に特化した弊社のグロースハックLTVについてご紹介します。



こちらがグロースハックLTVの全体像です。赤枠で囲った部分が、グロースハックLTVで行う領域となっています。
基本的には決済を行うカートなどを保持している顧客の顧客データや商品データ、注文データなどをグロスハックLTVのデータベースに取り込み、取り込んだデータを元に顧客の分析、商品の分析をしっかりおこなってその傾きに対してメールやLINEの配信をすることができるサービスとなります。

こちらが弊社が連携させて頂いているカートの一覧です。
例えば、ECフォースさんは、API連携なども対応させて頂いておりまして、他のカート様につきましても軒並みAPI連携の準備をさせて頂いております。


弊社ではLTVを高めるための施策の一つとして、LINEのメッセージが非常に重要であると考えております。
グロースハックLTVでは、バナーのクリック率や商品購入率の分析も可能ですが、「このような内容のLINEをこの方向けに配信した場合、売り上げた時のLTVはどうだったのか?」という分析も可能です。

セグメントも重要な要素になります。
初回購入日や最終購入日、購入期間、在籍期間、購入回数や購入金額、誕生日などのセグメントもグロースハックLTV上で可能です。
また、LINEだけでなくデザイン込みのメールであるHTMLメールの配信も可能であり、専門的な知識がない方でも簡単に操作ができる仕様となっています。
LINEだけ、メールだけではなく、LINEやメールを組み合わせたLTV分析をできるところが弊社サービスの最大の強みです。



LINEは国内8400万人もの利用者がいて、そのうち毎日利用されているユーザーは86%もいるツールです。
性別は男女が概ね半々で、LINEの顧客属性は日本の人口割合に概ね近く、40歳以上の利用者が約半数を占めています。
また、LINEユーザーの購買行動に目を向けると、約3人に1人がLINE公式アカウントを通じて購買行動をしているというデータがあります。


以下のグラフはメールとLINEを比較したデータですが、LINEの方がメッセージ開封率、リンククリック率ともにメールを大きく上回っているため、LINEでお客様を活用してコミュニケーションを積極的に取ることが、LTVの拡大に大きく貢献すると考えています。



なお、活用の具体例を挙げると、LINEにログインしてもらい、友達追加してもらうためのフックとして割引クーポンや試供品プレゼントなどのインセンティブを付与し、顧客 IDとLINE IDをグロースハックLTV上で紐づけて配信をするという流れになります。



下記が顧客IDとLINE IDを連携するイメージです。
上が既にLINEで友達追加されているユーザーに対し、LINEでクーポンなどを配信しID連携を促す方法です。
また、下はまだ友達追加していないお客様に対してIDを連携して頂く流れになります。


ウェブサイトやサンクスページやバナーに同梱物などにLINEQRコードを表示させる必要があると考えており、そのようなサポートすることもオプションで対応させてただくことも可能です。
なお、配信シナリオごとの効果検証も簡単にできるようになっており、LTVやリピート率や定期継続率がどのように推移しているのかを簡単にチェックできます。


続いて導入事例をご紹介します。
こちらは、あるオールインワン化粧品のお客様の事例ですが、以前は、LINEやメールで配信し、データを担当者がスプレッドシートに手入力し集計していたため、非常に手間がかかっていたため、弊社のグロースハックLTVを導入し、工数の削減を試みました。
その結果、お試し購入客や定期購入客のフォローが可能となり、実際の施策の改善を進めることができるようになったため、大幅に開封率やクリック率の改善を実現できたという事例になります。

また、こちらは全国に店舗型のスーツ販売店を運営する会社様の事例ですが、弊社でセールの定期配信メールや購入後のフォローメールなどのサポートをおこなっています。
この事例では、グロースハックLTVの導入によってメール開封率が上昇下だけでなく、購入後のフォローメールを購入者の商品別にカスタマイズすることで転換率の改善にも成功しました。


まとめに移ります。本日のポイントは以下の2つです。
1つ目のポイントは、LTVから逆算した新規獲得媒体ごとにCPOを設定する必要性についてです。
そしてもう1つは、顧客IDとLINE IDを連携させることで、顧客のニーズを満たすLINE配信を行い、
優良顧客化しましょう、というポイントになります。

第2部:パネルディスカッション

増田
ここからは後半のパネルディスカッションに移って参ります。
改めましてフルスピードの中島さん、よろしくお願いします。

「クリエイティブ改善をおこなっていく上で重要としている指標は何になるでしょうか?」という質問ですが、いかがでしょうか?

中島
はい、ありがとうございます。
弊社で一番重要視している指標はCPA(顧客獲得単価)になります。1つあたりに売るためのコストですね。
その中でCTR(クリック率)や遷移コストを割り出し判断していきます。
また、これらは媒体によっても傾向がかなり異なるので、試してみてみないとわからない面もあるので、色々試した上でPDCAを回しながらCPAを改善していくかたちになります。

増田
ちなみに、「この業界だとこういうクリエイティブ結構強めです!」みたいなものはあるんですか?

中島
業界でいうと少し説明しにくいのですが、例えばサプリなどの製品であれば商品が大きく表示されているクリエイティブの方が、CPAあげやすいとかコンバージョンあげやすいなどの傾向があります。

増田
廣田さんは、この質問に対して何かありますか?

廣田
全て中島さんが答えてくれました。(笑)

増田
続いて、広告を出す上で注意することや重要としているものは何になりますか?という質問ですが、こちらの質問も中島さんですかね?

中島
はい、ありがとうございます。
このご質問への答えとしては、媒体選定が重要かなと思っています。
先ほど廣田さんの方でもLINEのユーザー層の話が出ていましたが、「媒体によってターゲット層も変わってくる」というところですね。
どの媒体を選んでも改善そのものは可能です。
逆に、その分最初の媒体を選ぶ段階で間違えないことが重要になると思います。
また、媒体に対して実績を聞いてみることも可能な場合がありますので、その際は、ご相談頂ければ営業からおすすめの媒体をお伝えすることも可能です。

増田
ありがとうございます。
続いて「顧客分析で重要な指標はありますか?」という質問です。
こちらLTVの話なので廣田さんですね。お願いします。



廣田
こちらの質問に関しては、デモアカウントを引用して答えていきたいと思います。
例えば、このグラフでは、広告別のLTVに関しては、アフィリエイトBが一番LTVが高いのでこの媒体に広告を出稿するのが一番適切ですという判断が可能です。


また、このLTVの分析はオンライン上のを前提とした分析ですが、実はオフライン上の指標の分析も可能です。
例えば、同梱物や新聞などでは、ユニーク化した電話番号やURLを利用することでそこから流入した顧客はオフラインのどの媒体であるかを分析できるので、顧客データに紐づけておけばオンラインでもオフラインでも顧客分析が可能といえます。

あとは、商品分析ですね。
どの商品を買ったお客様がLTVが高いのかという点を分析できると、それに応じたオファーの戦略を考えることができますし、相互通販であれば、どの商品をクロスセルすればLTVが高くなるのか?ということも、このデータを根拠にして設計できるのかなと思います。



廣田
また、初回購入月を分析することで、「LTVが高い時期はどのようなマーケティングをしたのか?」などを購入月をみて判断することが可能です。
それとチャットの方で頂いているご質問があると思いますが。

増田
そうですね。「グロースハックLTVは、月商でいうとどれぐらいの規模のECが対象になるのか?」というご質問を頂いていますね。

廣田
登録会員数のデータからみてみると、多いところだと登録者数2万名ぐらいのところになってくるのかなと思います。
月商でいうと、1千万円ぐらいの規模であれば、新規獲得やプロモーションにもコストを使っていると思うので、LTVのところにCRMツールとかコンサルなどを入れていく判断にもなってくるのではないでしょうか。


廣田
なお、登録会員数が50万名以上のところであれば、弊社の場合はお見積もりをとらせて頂いております。
そのぐらいの規模であればすでになんらかのCRMツールを導入されていると思いますが、弊社では、ツールそのものは比較的リーズナブルな料金設計で提供させて頂いております。
また、オンボーディングプランを用意しています。
オンボーディングプランは、CRMツールを入れてみたものの、機能が複雑でわからない、時間がない、設定をどうやっていいかわからないなどの理由で使いこなせないケースが多い場合があるので、3ヶ月限定で弊社のサポートがクライアント様の担当者様が使いこなせる段階までサポートさせていただく20万円のプランとなります。

増田
そうですね。ツール導入しても複数のツールを並行して利用している場合などもあるので、オンボーディングしてもらえることは心強いかなと思いますね。

続いて、今のところに繋がってくるのかなと思いますが、「専任のCRM担当者は社内に必要ですか?」というご質問ですが、廣田さんいかがでしょうか?

廣田
そうですよね。
やはり1対5の法則もある通り、既存顧客の引き上げの方が、新規顧客獲得の5分の1のコストで実際に効果が出せるので、CRMの領域にチームを作ってPDCAを回している企業様が売上を伸ばしているという印象はあります。
ただ、これから伸ばしていこうという企業様は新規獲得の方にリソースを割く傾向があるので、CRMを専任で置くことが実際には難しいと思いますので、そのような場合は業務委託やコンサルなどを活用し、CRMについての知見のある方のサポートを受けつつ、社内でノウハウをためてCRM担当を雇うという流れの方がいのかなと思います。

増田
ありがとうございます。
ABテストなどの検証をおこなっていくうえで、最低限の基準は?(クリック数、セッション数など)ということですが、こちら中島さんお答えいただけますか?

中島
はい、目安としてはおおよそ1000クリックづつが基準になるかなと思っています。
ただ、これはケースバイケースでして、理由としましては、そもそもコンバージョン数が少ないと判断ができないというところがありますので、コンバージョン数に応じてクリックを調整した方がよいと思います。
なぜなら、たまたまコンバージョン数が偏ってしまったり、たまたまという場合もあり得るので、なるべく平均的にするために、1000クリックは必要かなと思います。

増田
ちなみにこのコンバージョン数というトピックでは廣田さん何か知見があったりしますか?


廣田
そうですね。私も1000クリックが1つの目安になるという意見に賛成です。
ちなみに、中島さん、御社の方ではこのようにABテストを計測するツールのようなものはあるのですか?

中島
弊社では、SiTestというツールを使っておりまして、基本的にはこちらで使った上で契約頂いた方に勧めてみて、もし使って頂けるようでしたらご契約頂く流れで運用しています。

廣田
それでクライアントの代わりに、御社側の方でテストをした上で顧客にABテストの結果レポートなどを提出するのですか?

中島
そうですね。先ほどご紹介したのサービスの一環として、バナーやPDの分析のほかにも記事LPなども作成しており、運用型広告と連携して進めていくサービスがございます。

廣田
お客様がコンバージョンを高めたいと思っていても、リソースがないだとか、知見がないことってよくあるじゃないですか?
その場合、すでに広告運用は他の代理店さんに依頼している場合など、SINKA CREATIVEのみの依頼などは可能なんですか?


中島
一応可能ですね。
その場合は通常の料金形態とは異なりますが可能ではあります。

廣田
実際でも効果が出るのはどちらなんですかね?
広告運用を任せた上でABテストを運用した方がよいのですかね?

中島
そうですね。その方がこちらとしても改善しやすいという点はあります。

廣田
ごめんなさい、少し意地悪な質問にはなってくるのですが、広告運用を行う上で、うまく行かなかったケースみたいなのはありますか?

中島
そうですね。時期的な要因などでうまく行かなかったケースなどはありますね。
例えば、記事LPがうまくハマらないなどのケースもなきにしもあらず。って感じですね。
あと、目標のCPAがあまりにも低いとなかなか難しかったりであるとかですかね?


廣田
今回問題出されてたじゃないですか?
自慢ですけど私全問正解しました(笑)

全員
(笑)

廣田
やっぱりLPとかだと構成結構大事ですよね。
順番とか。
あと結構ボタンとかのテキストだったり、色やサイズとかも細かい点ですが全然違いますよね?

中島
そうですね。無料とかが前に来ると結構効果的だったりしますよね。


廣田
聞いてて思ったのが、リサーチをしっかりやられる点に感心したことですね。
お客様もリサーチまでされることってあまりなくて、なんとなく他社のバナーとかみて作られることが多いと思うので、御社のようにリサーチまでしっかりやられるってすごいなと思いました。


中島
はい、ありがとうございます。


増田
質問は以上とさせて頂きます。みなさん本日はありがとうございました!

全員
ありがとうございました!

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澤田 浩充 FLUED BtoBマーケティングスペシャリスト

2020年、BtoBマーケティングの分析に特化した記事編集を行うため、株式会社FLUEDメディア事業部へジョイン。

バックオフィスのDXを目的としたSaaSツールやCRMツールベンダーのセールス・マーケティングに関する記事が専門分野。