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【ABMノウハウ】特定のターゲット企業にだけバナー広告を出稿してリードを獲得する方法【DSP IPターゲティング広告】

2022.11.28

2023.06.08

COLUMNS

特定のターゲット企業3000社にだけバナー広告を出してリードを獲得する。そんなBtoBマーケティング、特にABMに非常にマッチした方法でリードを獲得できる仕組みがあること、ご存知でしたか?今回はそんな「DSP IPターゲティング広告」について解説していきます。

※この記事は、「WEB広告はやったことがある」BtoB企業のマーケティング担当向けの記事です。

1.DSP IPターゲティング広告ってそもそもどういう仕組みで、何ができるの?

皆さんニュースサイトなどを見ている時に、四角いバナー出てきますよね?

・ニュースサイトを見ていたら興味のある製品のバナーが出ていたので思わずクリックして資料請求してしまった…

という経験は誰でもあると思います。それはDSPバナー広告で、企業が「その製品に興味のありそうなあなた」に配信しているものです(※1)。

それを、「特定の企業からアクセスしている人」にだけバナーを配信する仕組み、これがDSP IPターゲティング広告です。

え、じゃあ例えば自動車メーカーにだけバナー広告出したりできるってこと?

え、じゃあ売上100億以上のIT企業にだけバナー広告出したりできるってこと?

と思ったあなた、大正解です!DSP IPターゲティング広告を使うと、

  • ある業種の企業(例:自動車メーカーにだけ)のIPを経由したアクセスにだけバナー広告を出す
  • ある属性の企業(例:売上100億以上のIT企業にだけ)のIPを経由したアクセスにだけバナー広告を出す

という事が出来ます。極端な話、「絶対取引したい企業100社にだけ広告を出す!」というようなことも可能です(※2.)。

あるお客様からは、

それもうターゲット企業の玄関でビラ配ってるようなもんじゃん!

と言われたことがあります。言い得て妙ですね…考えただけでワクワクしませんか?笑

2.リスティング広告やSEOとDSP IPターゲティング広告の違い① 対象外のリードが来ない

検索連動型のリスティング広告やSEOと、DSP IPターゲティング広告の大きな違い大きな違いは、「ターゲティングの精度が高い・対象外のリードが来ない」という点にあります。まあそれはそうですよね、なんせそもそも「ターゲットになる企業にしか広告を配信していない」ので…。

検索連動型の施策(SEO・リスティングなど)で集客している会社からは、

  • 「○○ システム」でSEO経由の問い合わせは取れるようになったけど、中小企業や個人事業主ばかり…うちは利用料が高いから中小企業向けじゃないんだよなあ…
  • リスティングでそこそこ集客はできるんだけど、ウチは製造業に特化してるから、それ以外の業種から問い合わせ来ても正直意味ないんだよねえ…

というお悩みを良くお聞きします。DSP IPターゲティング広告であればその心配はありません。なんせそもそも「ターゲットになる企業にしか広告を配信していない」ので…。

実際に

今まで獲得していたSEO・リスティングでは、全てのリードのうち対象となるリードがたったの8%(92%は対象外だった)会社が、DSP IPターゲティング広告に切り替えることで問い合わせの「質」が劇的に向上(8%→55%)した!

という事例もあります。

3.リスティング広告やSEOとDSP IPターゲティング広告の違い② 検索ボリューム少なくても大丈夫!

大きな違い2つ目は「待ち」と「攻め」のスタイルの違いにあります。

検索連動型は、当たり前ですが「検索されていないと」意味がありません。㈱FLUEDにご相談いただく会社でも、

  • 誰も製品のことを知らない/ニッチすぎて検索していないので、SEOの意味がないんだよね…
  • 検索ボリュームが少なく、リスティング広告が配信されないんだよね…

というお悩みを良くいただきます。DSP IPターゲティング広告であれば、その心配はありません。こちらが獲得したいリードの件数から逆算して、配信ボリュームをコントロールすることが出来ます。

4.更に効果を倍増させるために…インサイドセールス(電話)を併用

DSP IPターゲティング広告の効果を倍増させるには、インサイドセールス(電話)との組み合わせが非常に有効です。

顧客がDSPバナーを見る → LPで問い合わせ → すぐに(できれば5分以内)にインサイドセールスで電話

という流れを作ると、「まさに検討していたその瞬間」に電話することができ、接続率・商談化率も劇的に上がります。ちなみに「そこまでは出来ない、インサイドセールスできる人がいない」という場合は㈱FLUEDで代行することも可能です。

5.(応用編) 更に特定の部署だけに広告を表示させる方法

・IPで法人をターゲティングできることはわかったけど、ウチは総務向けのサービスだから、総務系の人にだけ広告出したいなあ…

と考えたあなた、かなり上級者ですね。㈱FLUEDで提供するDSPプラットフォームの中には、名刺管理ソフトのeightと連携しているものもあり、

・売上100億以上のIT企業、かつ総務系の人にだけバナー広告を出す

という事が可能になります。

6.でも…お高いんでしょ?リスティングと比べてCPA(獲得単価)どうなの?

月に20万〜30万円程度×3ヶ月分くらいのWEB広告予算があれば、お試しいただく事が可能です。CPAとしては、「リスティングより1.2〜1.3倍くらいの獲得単価」になる事が多いです(※2)。なので、「単価が少し上がり、質が劇的に向上」するとイメージいただくと良いかもしれません。

7.でも…難しいんでしょ?PDCAとかどう回すの?

簡単です。弊社では「ターゲットになる会社の会社名のリスト(エクセル)だけください!あとは全部やります!」とお伝えしています。エクセルがなければ我々の方で作成することも可能です。シミュレーションは無料で作成します。

㈱FLUEDでは、

  • リード獲得単価シミュレーション(無料)
  • 配信期間中のPDCA(分析〜配信調整〜最適化)
  • バナーの作成
  • LPの改善(ABテスト)
  • インサイドセールス(電話)の体制構築〜代行

などをサポートしておりますのでお気軽にご相談ください。

※1.正確にはリターゲティング広告なども含まれるのですが、話の軸がブレるので割愛します。

※2.シミュレーション(無料)してから判断する必要があります。

弊社株式会社FLUEDではBtoBのマーケティングにお悩みの方へ、無料のオンライン相談会を実施しております。
数多くの企業様をご支援してきた経験からBtoBマーケティングに関する質問、疑問にお答えいたします。
ぜひこちらからお気軽にご予約ください。


松永創 FLUED CEO / 代表取締役 BtoBマーケティングスペシャリスト

国内システムメーカーの営業としてキャリアをスタート。その後 テレマーケティング企業で事業/拠点の立ち上げ・営業企画に従事。自身もインサイドセールス部門での業務経験を積む。

その後B2Bマーケティングエージェンシーでベンチャー企業から大手IT企業、製造業など様々なマーケティングに携わる。BtoBマーケティング/営業DX/インサイドセールスで携わった企業/プロジェクトの数は500以上に及び、スピード感あふれるコンサルティングには定評がある。

B2Bマーケティング/営業DXなどのテーマを中心になど講演多數。